【鳴門ボート・PGⅠマスターズC】4位寺田祥は当確/ほか6人も全員が予選突破の可能性
<18日・鳴門ボート・3日目> <ボート王国 九州・山口!> 予選もいよいよ終盤へ。参加8人の郷土勢は、田頭実が負傷のため帰郷し7人体制に減員。しかしその7人全員が、準優入りの目安の6.00超えの可能性を持った状態で、予選最終日の戦いに挑む。 最上位につけるのは4位の寺田祥だ。前半は4カドから「あれしか狙っていなかった」というまくり勝ちを演じて、「伸びはいいと思う」と機力の良さも実感。イン戦だった後半は差されてしまったが、2着に踏みとどまったことで計36点に達し、準優は当確。4日目は準優1枠を目指してチャレンジするだけだ。
次いで、ともに2勝をマークする谷村一哉と石川真二が5位タイで続く。谷村が「出足系でレースはしやすい」と、持ち前の好ハンドルはいつでも繰り出せる仕上がりなら、石川も「回転を上げる調整を毎日しているから、気圧が下がっても対応できて、3日目が一番良かった」と気配アップに成功。ともに5着で6.00に達するので、当確ラインに限りなく近い位置にいる。
以下、16位タイの瓜生正義が2走11点、24位の白井英治が1走8点、32位タイの原田幸哉が2走16点で6.00。 そして、最も厳しい条件の勝負駆けに挑むのが37位タイの平田忠則。連勝でやっと6.17だが、「残った枠番が2と4。まだチャンスはある」。しかも、ここにきて気配も急上昇。「ペラ調整を変えてみたら、伸び仕様だったはずの前の調整よりも伸びが良くなった」と思わぬ形で機力が引き出された。「まず前半ですね」。より集中力を高めて臨む一戦は5R4枠。思い切った飛び出しで白星を目指す。