「訓練の経験を活かし少しでも災害の軽減を」出水期を前に吉野川市で洪水に備え排水ポンプ車操作訓練【徳島】
JRT四国放送
6月12日、これから迎える出水期を前に、徳島県吉野川市で洪水に備えて排水ポンプ車の操作訓練が行われました。 この排水ポンプ車の操作訓練は、毎年この時期に国土交通省徳島河川国道事務所が行っています。 吉野川市の鴨島運動場で行われた2024年の訓練には、国交省と県、それに阿波市と美馬市から排水ポンプ車12台と操作関係者126人が参加しました。 訓練では、浸水箇所に見立てた川の中にポンプを設置し、ポンプ車を操作して水を吸い上げて排水します。 ポンプ車は1分間に30トン、60トン、それに150トンを排水できる三種類があり、参加者は本番に備え、念入りに作業手順を確認していました。 (国土交通省徳島河川国道事務所 柏木佳彦事業対策官) 「この訓練の経験を活かして、迅速に現場で作業していただき、少しでも災害を軽減できるようにしていただく」 参加者は、これからの時期に想定される大雨に備え、みな真剣な表情で訓練に取り組んでいました。