掲載：THE FIRST TIMES

■FANTASTICSでリアル逃走中をやった逃げ切れそうなのは「木村慧人」（中島）、「世界」（瀬口） 【画像】イベントの様子（写真全5枚） 映画『逃走中 THE MOVIE』の公開記念舞台挨拶が7月31日、大阪のT・ジョイ梅田で行われ、メインキャストの中島颯太（FANTASTICS）と瀬口黎弥（FANTASTICS）が登場した。 上映終了後の舞台挨拶ということで興奮冷めやらぬ会場に中島、瀬口が登場すると、客席からは割れんばかりの歓声と大きな拍手が。中島は「観ていただいたということで心もホットな状態だと思いますけども、一緒に思い出話をできたらなと思います。今日はよろしくお願いします！」と会場の空気を感じながら舞台挨拶への期待を口にした。 そして瀬口が「皆さん“まさかのマジ泣き”していただけましたでしょうか！　これからゆっくり思い出を話していけたらなと思います。よろしくお願いします！」と続け、舞台挨拶がスタートした。 中島が大阪出身ということもあり、「逃走中メンバーにおすすめしたい大阪のスポットや食べ物は？」という質問が飛ぶと中島は「中島家のピーマンの肉詰めをメンバーに家に来てもらって食べてほしいです」と即答。 瀬口は中島の家族にも面識があるようで、中島家の雰囲気を「芸人さんみたい。お笑いが好きな一家で、よくよくしゃべる！」と語気を強めて会場に笑いを起こし、「何を言ってるかよくわからない！　ペリカンが4匹くらい」とペリカンの声マネを交えてイジリまくった。中島も「人の家族をペリカン呼ばわり…。めっちゃペリカンやん…」と言いながらも照れくさそうに笑顔を見せた。 続けて「みんなで行ってみたい大阪の場所」という質問が瀬口に投げかけられると、「颯太の家も行ってみたいですし、アメ村、三角公園のたこ焼きだったり、通天閣だったり大阪を感じたいです」とザ・大阪を味わいたいよう。 中島がアメ村の近くにかつて通ったスタジオや知人のコーヒーショップがあることを補足すると「へぇ～！」と相槌を打つ瀬口に「あなた行ったことあるからね」とツッコみ笑いを起こした。 事前にSNSにて「＃教えてや映画逃走中」というハッシュタグで募集したなかから、「映画のなかで、颯太くん、黎弥くんのお互いの推しシーン教えてほしいです！」という質問が出ると、中島は「僕あそこ好きです！　陸がお守り渡して、『マジで！』って言う、あそこの『マジで！』がめっちゃよかったんです。本番がいちばん良かったです」と話した。 続けて瀬口が「再会したシーン！　僕が瑛次郎～！　と駆け寄ってほっぺ触ると、めっちゃ柔らかいんですよ」と答えると、中島が「あれアドリブですからね」と撮影秘話を明かした。 続いて「中学生の頃50メートル走は何秒でしたか？　私はちなみに6.5秒でした」という質問には「はやっ！」とふたりで声を揃えて驚き、中島は「僕6.2秒ですね。めっちゃ速かったんですよ、で今回の役が補欠じゃないですか、速いのになぁと思ってました（笑）」と当時の心境を明らかにし、瀬口が「今日補欠ふたりが来てます」とオチを付けて爆笑を起こした。 また瀬口は「7.3秒とかかなぁ。サッカー部だったんですけどだからゴールキーパーだったのかな」と妙に納得した様子を見せた。 「FANTASTICSでリアル逃走中をやったら誰が逃げ切れそうですか？」という質問には、中島が「木村慧人」と答え、「（木村は）足は速くない、ミッションは行かない、けど残るみたいなタイプじゃないですか？　なんかやってくれそうな気がする。運持ってる」と追加説明を加えた。 瀬口は「世界」の名前を上げ、「世界さんって勝負ごとになんか強くて、圧も強い、アニメ（の世界観）に入り込む能力もすごい」とエピソードを交えて答えた。 ここで、スクリーンに寺島譲司役を演じた、FANTASTICSの佐藤大樹からサプライズのビデオメッセージが流れた。 「いろんな登場人物がたくさんいて1回だけじゃ皆さんも見切れないと思います。ぜひひとりでもご家族やお友達、恋人と何度もこの作品を楽しんでもらえるとうれしいです」と熱い言葉を投げかけた。 本舞台挨拶が“OSAKA MISSION”と銘打たれているため佐藤からはクイズも出題された。「佐藤大樹演じる譲司が1ヵ所だけアドリブでセリフを言った部分は？」という問題に会場のふたりは「そんなんありました!?」と突っ込みながらも、しっかりと熟考。 瀬口は「ビルの頂上を目指す譲司が手すりを掴んで落ちるシーンの、アドリブではなく本当に心から漏れちゃった声『な、ナニっ!?』」という回答、中島は「最初の円陣のシーンの『仲間を信じろ』の様なセリフ」と回答。正解は「走れ！ ヤマト！」で残念ながらふたりとも不正解。中島は出演のないシーンだったため「めっちゃいいシーンだったから（元から台本に）あると思ってた」と素直に感心した様子だった。 あっという間に最後のメッセージになり、瀬口は「逃走中の中での青春だったり仲間を思いやる気持ちだったり、何かを守る、助ける気持ちって言うのは僕自身も教えられる感情もありましたし、逆に僕から皆さんに人生の苦難とか困難があるなかで、西園寺陸を通して伝えていきたいという想いをこめてお芝居をさせていただきました。夏休みでこんなに大きい規模で逃走中が公開されていて僕自身うれしいですし、皆さんに観ていただけてうれしいです。まだまだ1回のみならず2回3回と僕らのなかに思い出があるようにいろいろな見方をすることで新しい楽しみ方ができるんじゃないかなと思いますので、もしよければもう一度『逃走中THE MOVIE』を観て皆さんの盛り上がりを、お力を貸していただけるとうれしいです」と真摯な想いを伝えた。 中島は「めっちゃ以下同文です（笑）」とおどけながらも「『逃走中THE MOVIE』でも歌わせていただいているファイティングテーマの『ブレイクライン』という曲も自分の弱さだったりとか葛藤とかに打ち勝って向き合って進んでいくような力強い曲ですし、いろんな世代の人が観て勇気づけられる作品になっていると思います。今後とも逃走中、FANTASTICS、JO1の皆さん、そしていろんなキャストの皆さんを応援していただけるとうれしいです」と感謝を伝え、大阪での舞台挨拶は別れを惜しむ拍手のなかで終了した。 映画『逃走中 THE MOVIE』は、大ヒット上映中。