偉大な父を超えられる!? 世界注目の2世選手(2)怪物!? アフリカ最強FWの血を受け継ぐ男
優れた才能を持った若きサッカー選手の中には、レジェンドプレーヤーを父親に持つ選手が稀にいる。父親を彷彿とさせる選手もいれば、父親とは全く異なるポジションを主戦場にしている選手もいるなど、その特徴は様々だ。今回はサッカー界に名を残した偉大な父を持つ2世選手を紹介する。(情報は4月13日時点の『transfermarkt』を参照)
FW:エティエンヌ・エトー(U23カメルーン代表) 生年月日:2002年8月18日 所属クラブ:ゴジャド・ビシャルバ(スペイン) 父親:サミュエル・エトー 元カメルーン代表FWサミュエル・エトーは、アフリカ最高の選手の1人だ。爆発的なスピードで駆け上がってゴールネットを揺らす彼の姿を私たちは何度見たことだろう。 その息子エティエンヌ・エトーも、父親と同じく優れたストライカーになるかもしれない。現在21歳のエティエンヌは、ラージョ・マハダオンダ(スペイン3部)のリザーブチームであるゴジャド・ビシャルバに在籍。ここから頭角を現していくことが期待されている。 彼の魅力は、キック精度の高さにある。2021年2月にモーリタニアで開催されたアフリカU20ネイションズカップでは、U20カメルーン代表デビューとなったモザンビーク戦で2ゴール。前半開始早々にフリーキックからゴールを奪うと、前半終了間際にもゴールネットを揺らして、チームの勝利に貢献した。まだまだ成長すべき点はあるが、強烈なミドルシュートや味方への正確なグラウンダーパスなど、自慢のキック精度が生かされた場面が多くあった印象だ。 加えて、身長189㎝と恵まれた体格を有しているため足が速く、エアバトルにも強い。スペインの地でさらに成長することが出来れば、スケールの大きいフォワードになる可能性も十二分にある。父を超えるポテンシャルを秘めた有望選手だ。
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