社長になるための6つのルート 「社長の出身大学」ランキング2位慶應、3位早稲田、1位は?
社長になりたい、と大志をいだく高校生のために、社長になるためのルートをいくつか紹介しよう。どの大学を出て、会社ではどのような道のりを歩んだか。その具体的な事例と「社長の出身大学」ランキングをもとに、大学の強みを読み解いていく。発売中のアエラムック「就職力で選ぶ大学2025」(朝日新聞出版)より紹介する。 ランキングの詳細はこちら! * * * ■社長の出身大学ランキング 社長の出身大学のランキング(2023年7月時点)は以下の通り。 社長(全体) 1位:日本大/20,248人 2位:慶應義塾大/10,617人 3位:早稲田大/10,420人 4位:明治大/8,195人 5位:中央大/7,400人 社長(女性) 1位:日本大/480人 2位:慶應義塾大/393人 3位:早稲田大/334人 4位:東京女子医科大/316人 5位:青山学院大/242人 ランキングの見方 東京商工リサーチの企業データベース約400万社(2023年7月)の代表者データ(個人企業を含む)のうち、公開されている出身大学を抽出、集計した。一部上場企業は東証プライム、東証スタンダード、東証グロースを集計した。同一人物が複数の企業で社長を務めている場合、売上高が高い企業を優先して重複企業を集計対象外とした。人数には大学院出身者を含む場合がある。◎2023年 ■(1)新卒で入社後、出世して社長になる 東京海上日動火災保険社長の城田宏明(2024年就任)は成蹊大出身。1992年東京海上火災保険に入社、17年に東京海上日動火災保険広報部長、21年営業企画部長、理事を歴任した。三菱商事社長の中西勝也(22年就任)は東京大出身。コロンビア、メキシコ、アメリカ、UAEなど海外勤務が長かった。 味の素社長の城田宏明(22年就任)も海外駐在が長い。京都大出身でフィリピン味の素、ブラジル味の素社長をつとめた。彼らは生え抜きとして、さまざまな部署で仕事を覚える、知識や技術を磨く、人脈を広げるなどによってキャリアを積み重ねてきた、いわゆる出世コースだ。