なぜ獲ったの…。浦和レッズ、謎すぎた歴代外国人選手(5)「練習が合わない!」。不満爆発→1ヶ月で退団
1993年に開幕したJリーグでは、数多くの外国人選手がプレーしてきた。見事な活躍をしてクラブの目標達成や発展に貢献した助っ人がいるが、期待に応えられず、ほとんどピッチに立つことなく日本を去った選手も少なくない。今回は、浦和レッズで活躍できなかった外国籍選手を紹介する。※成績は浦和レッズ在籍時のもの。
FW:エジムンド(元ブラジル代表) 生年月日:1971年4月2日 在籍期間:2003年2月~3月 Jリーグ成績:出場なし 元ブラジル代表のエジムンドは、浦和レッズにとって何も生み出さなかった助っ人だった。 エジムンドは、ブラジル国内やイタリアのフィオレンティーナで活躍した世界的なFWで、ブラジル代表の常連でもあった。2001年にクルゼイロとの契約が終了してJ2降格の危機に瀕していた東京ヴェルディに加入すると、デビュー戦のセレッソ大阪戦でいきなりゴールを決めた。エジムンドの加入から5試合で3勝1分1敗の成績を残した東京ヴェルディはJ1残留を決め、エジムンドは翌2002シーズンに26試合出場で16得点を挙げ、能力の高さを示している。 その活躍を引っ提げて2003シーズンに浦和に加入した。ハンス・オフト監督はエジムンドを中心としたチームづくりに動いていたが、当の本人は母国メディアに「練習方法が合わない」といった不満を吐露し、3月下旬に契約を解除。カップ戦の2試合に出場したのみで退団した。 規格外の得点力を持っているエジムンドは、もともと問題児として知られていた。シーズン中でもリオのカーニバルには参加するなど、行く先々でトラブルを起こしていたが、東京ヴェルディ時代にはそれでも圧倒的な結果を残していた。だからこそ、浦和は安心して獲得したのかもしれないが、結果的にはうまくいかなかった。
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