「僕とロボコ」のロボコも絶賛する風力発電ってどんなの? 「小柄なのに風にも強いなんて、とんでもない戦闘力…★」って言ってました
「風力発電」と聞いたら、海辺にそびえ立つ大きなプロペラを想像したが、“最先端”はどうやら違うらしい。 【もっと写真を見る】
■建物の上や駐車場の空きスペースに置ける 「風力発電」と聞いたら、海辺にそびえ立つ大きなプロペラを想像するのではないか。風力発電は海から吹く風が強いからプロペラを動かせるのであって、ゆえに発電できる。 そんな印象で、発電機は大きくプロペラは重たそうな印象だったのだが、“最先端”はどうやら違うらしい。人気マンガ「僕とロボコ」のロボコがそう言ってた。 東京都が開催している「SusHi Tech Tokyo 2024」のショーケースプログラム 海の森エリアに、自分の固定観念を覆したコンパクトな風力発電があった。 三鷹光器の「垂直軸型風力発電機」は、建物の上や駐車場の空きスペースに置ける省スペースな風力発電機。吹き抜けの構造になっているので風向きを選ばない。 海に隣接していて風向きが変わりやすい展示会場でも、内部のフレームが風を受け止めスムーズに回転していた。回転も非常に軽やかだ。 ■強風でも壊れにくい耐久性もそなえる 「小柄なのに風にも強いなんて、とんでもない戦闘力★」とブースの広報パネルでロボコが解説しているように、強風でも壊れにくい耐久性をそなえている。強風で風車や発電機が壊れてしまうなど、これまでの風力発電の課題を高い耐久性で解決するという。 また、弱風でも発電可能という特徴もあり、さまざまな設置場所に順応するそうだ。 ブースの近くには、垂直軸型風力発電機によって電気を供給している小屋がある。室内は明かりがつき、扇風機が回っていて、わかりやすく発電の流れを紹介していた。 なお、冒頭の写真でもわかるように、ショーケースプログラムの海の森エリアでは人気マンガ「僕とロボコ」とのコラボレーションでさまざまなコンテンツを展開している。 ロボコのスタンプラリーも実施中で、この垂直軸型風力発電のブースにもスタンプ台が1つある。訪れた際には記念にスタンプを押そう。 ショーケースプログラムの海の森エリアは、2024年5月21日(火)までオープンしている。会期中は、近隣駅から会場へのルートを結ぶシャトルバスを運行しているので、そちらを利用するのがオススメだ。 文● 松永/ASCII