篠田麻里子、不倫妻役で見せた女優としての“覚悟” 本能をさらけ出した大胆演技が話題に
篠田麻里子と小池徹平のラブシーンが“過激”に描かれる理由
濃厚なキスシーンも、肌があらわになっているラブシーンも篠田は全て体当たりで演じている。その演技は、マサトを目の前にすると本能に抗えない綾香と、不倫の証拠を押さえようとする過程で妻に怒りを感じながらも、彼女への愛を自覚し、涙してしまう渉の“違い”を鮮明にするものになっている。つまり、篠田の演技の“過激さ”が浮気されてしまった男(サレ夫)・渉の純粋さを際立たせていると言えるのである。 篠田は1女の母で離婚も経験しており、本作で不倫に走り、離婚寸前の綾香についても「出産後の不安や寂しさ、社会から取り残されたような感覚」が「母として共感できた」とコメントを寄せている。「共感できる」ということは一般的に演じやすさに繋がるのだろうが、「不倫」が1つのテーマとなっている本作では想像できないほどの葛藤も生まれたことだろう。それでも篠田は「綾香としてはまっすぐに生きること、そして、とことん振り切ることを意識して演じました」とこだわったことを明かしている(※)。 次回予告を見ると、第2話でも篠田の大胆さは健在のようだ。好き嫌いが大きく分かれるテーマではあるだろうが、篠田麻里子の女優としての覚悟を一度、目にしてみてはどうだろうか。 参考 ※ https://realsound.jp/movie/2024/01/post-1551050.html
久保田ひかる