釧路和商市場内にパン屋さん、11日開店 初の組合直営
北海道釧路市の釧路和商協同組合は、同和商市場内の新店舗「市場のパン屋さん」を、初の組合直営で11日午前8時に開店する。相次いだ空き店舗対策の一環で、直営方式に踏み込み、市場の活性化を図る。開店当日は700円以上買い上げた人にプレゼントを用意している。 新店舗の「市場のパン屋さん」は、同市場正面玄関の向かって左側の空き店舗スペースを活用する。以前婦人服を販売していた「衣料のみき」が営業していた。製造、販売するパンは1個150円のあんパン、カレーパン、メロンパンからフランスパン、食パンなど50種類に及ぶ。 店内にはカウンター5席と、6人掛けテーブル二つを置いており、店内でも食べることができる。パンを焼くのは同組合の駒谷純恵事務局長。札幌での研修で腕を磨いてきた。市場の現場に出るのは初めてだが、「常に焼きたてのおいしいパンを提供します」とアピールしている。 同市場の新店舗は、市内芦野5のジョイパックチキンも移転し、11月1日にオープンする予定。さらに年内に、もう1店の新規開店計画が進んでおり、空き店舗対策が着実に進展している。 なお、同市場では11、12の両日、駅西都(えきさいと)セールの開催を予定している。
釧路新聞