【MLB】ワールドシリーズ制覇のドジャース FAのテオスカー・ヘルナンデスとフラハティが残留を希望
球団史上8度目のワールドシリーズ制覇を成し遂げたドジャースは、ケビン・キアマイアーとダニエル・ハドソンの両ベテランが引退。ブレイク・トライネン、ウォーカー・ビューラー、ジョー・ケリー、キケ・ヘルナンデス、ジャック・フラハティ、テオスカー・ヘルナンデスと多くの主力選手がFAになった。このうち、テオスカー・ヘルナンデスはシーズン中からドジャースとの契約延長(ないし再契約)を熱望。また、シーズン途中に加入したフラハティも地元球団との再契約を希望しているようだ。 2024年ポストシーズンの日程・結果一覧 現在32歳のテオスカー・ヘルナンデスは、今季1年契約でドジャースに加入。154試合に出場して打率.272、33本塁打、99打点、12盗塁、OPS.840の好成績を残しただけでなく、チームのムードメーカーとなり、ファンのあいだでも人気者になった。選手としての価値を立て直すために1年契約を結び、好成績を残して価値を高めたテオスカー・ヘルナンデスだが、シーズン中から「ドジャースに残りたい」と公言。再契約について、まだ球団との話し合いは行われていないようだが、テオスカー・ヘルナンデス自身は「本当に残りたいと思っている。これまでにも言ったように、ドジャースが最優先だ。残留するために全力を尽くすつもりだよ」と改めて残留希望を明言した。 一方、タイガースと1年契約を結び、シーズン途中のトレードで移籍してきたフラハティは現在29歳。今季は28試合に登板して162イニングを投げ、13勝7敗、防御率3.17、194奪三振としっかり結果を残した。実績と年齢を考えると、FA市場で好条件の複数年契約を得ることも可能だが、「僕はこの街が大好きなんだ。決して離れたくない」と地元球団であるドジャースに残留することを強く希望している。 ヤンキースからFAになったフアン・ソトの獲得に乗り出すことも噂されているドジャースだが、ソトを獲得すれば、おそらくテオスカー・ヘルナンデスはチームを去ることになるだろう。また、フラハティよりもコービン・バーンズやマックス・フリードといった大物投手を優先する可能性もある。残留を希望している優勝メンバーを引き留めるのか、今後の動向には大きな注目が集まりそうだ。