富士通2年ぶり決勝へ 町田瑠唯14得点、11アシスト 4人が2ケタ得点 シャンソン15年ぶり準決突破ならず
◆バスケットボール女子 ▽Wリーグ プレーオフ準決勝 富士通―シャンソン化粧品(8日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ) 2戦先勝方式の準決勝で、1勝1敗から第3戦が行われ、レギュラーシーズン(RS)1位の富士通が、同5位のシャンソン化粧品に93―72で勝ち、2勝目を挙げて2年ぶり決勝進出を決めた。 両者、負けたら終わりの一戦で、富士通は序盤から攻撃的に仕掛け得点を量産した。第1クオーター(Q)は日本代表主将・林咲希が2本のスリーポイント(3P)、司令塔で21年東京五輪アシスト女王の町田瑠唯も3Pを決めるなど、34点を奪い、大量20点リードで好スタートを切った。 第2Qも、富士通はベンチメンバーが得点を重ねてつなぎ、前半を52―33で折り返し、第3Qも攻撃は止まらず、72―45とリード。最後は21点差で快勝した。 この日富士通は、林がスリーポイント(3P)4本中4本成功で16得点。町田が14得点、11アシストで“ダブルダブル”をマーク。インサイドで奮闘したジョシュアが最多18得点を挙げた。21年東京五輪銀メダルの宮沢夕貴も16得点だった。 一方のシャンソン化粧品は、準々決勝でRS4位のトヨタ自動車に勝ち、“下克上”で、準決勝へ。富士通を相手に第1戦を落とすも、第2戦目は19点差を大逆転し、1点差で勝った。連続“下克上”を狙ったが、15年ぶり決勝とはならなかった。 今季の決勝カードは、富士通VSデンソー(RS2位)となった。13日から同会場にて、2戦先勝方式で行われる。富士通が勝てば16年ぶり、デンソーが勝つと初Vとなる。
報知新聞社