アイデアを次のステージへ 「起業家ビジネスプランコンペティション」3部門で募る【長野県飯田市】
有望な起業案件を発掘し、地域一丸で事業の具体化と成長を支援する長野県飯田市の「起業家ビジネスプランコンペティション」で、市は7日、本年度の募集を開始したと発表した。11年目の取り組みで、「起業家」「移住起業家」「新事業チャレンジ」の3部門で募っている。28日まで。 3部門のうち起業家と新事業チャレンジの両部門は中小企業・小規模事業者が対象で、奨励金はともに最大50万円。起業家部門は5者、新事業チャレンジ部門は2者。起業家部門はこれから起業する人と、事業開始後の税務申告を2期終えていない人が対象で、新事業チャレンジは業歴は問わない。 移住起業家部門は飯田下伊那地域以外から飯田市に2023年1月1日以降に移住した人と、25年3月までに移住して起業を考えている人が対象となる。奨励金は最大50万円(2者)。 全体で最も優秀な人にはさらに50万円が贈られる。 新しいビジネスアイデアがあれば詳細なプランがなくてもエントリーできる。計画によると、エントリー期間は7日~28日までで、1次審査(書類審査)の書類提出は7月26日。エントリー後の「いいだ創業塾」やチャレンジ起業相談室を通じ、飯田商工会議所の経営指導員による指導を受けながら1次審査の提出書類を作成する。 9月に2次審査(公開プレゼンテーションと面接審査)を実施し、10月に審査結果を発表する予定。審査基準は新規性に対する評価や▽地域貢献性▽実現可能性▽安定運営性―など。 希望者はエントリーシートを市ホームページからダウンロードし、窓口へ提出する。起業家コンペの問い合わせはエス・バード内の工業課(0265・22・5644)へ。