【有馬記念】3着ダノンデサイルの逃げは「予定通り」 安田師が抱く「危機感」の正体
◇G1有馬記念(2024年12月22日 中山芝2500メートル) 年末の大一番「有馬記念」は、5番人気レガレイラ(牝3=木村)が制し、23年ホープフルSに続くG1通算2勝目を挙げた。 今年のダービー馬で2番人気に支持されたダノンデサイル(牡3=安田)は3着。1枠1番から逃げの手に出た。ライバルを引き連れて直線に向いたが、上位2頭に屈した。 管理する安田師は「逃げるのは予定通り。いい変化はしているが、3着という結果よりもここまでの過程で、あったものをなくしている気がして、それを修正していかないといけないという、危機感の方が強いレースだった」と話した。 ▼有馬記念 「有馬」は日本中央競馬会第2代理事長・有馬頼寧(よりやす)氏の名字。1956年に中山競馬場の新スタンド竣工を機に「中山グランプリ」が創設されたが、翌57年に有馬理事長が急逝したため、その功績を称えて「有馬記念」に改称された。