熊本大とTSMCが連携協定 半導体の研究や人材育成
熊本大は8日、熊本県菊陽町に進出した半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)と連携協定を結んだと発表した。3月21日付で、半導体の研究や技術者育成で協力する。熊本市で記者会見したTSMCの張孟凡技術研究ディレクターは「日本の人材育成でも主導的な役割を果たしたい」と意気込んだ。 熊本大が今春に新設した「情報融合学環」と「半導体デバイス工学課程」を中心に、TSMCが4月から講義を行う。今夏には菊陽町の工場や台湾でのインターンシップも予定している。半導体を研究する学生への奨学金も準備する。 TSMCは4月1日付で九州大とも同様の協定を締結した。