育休の相談取り合わず、無視も… 長崎県警、ハラスメントなどで2人処分
育児休業の相談に取り合わないなどのハラスメントを行ったとして、長崎県警本部所属の50代男性警部補が本部長注意処分を受けていたことが22日、分かった。処分は4月30日付。警部補は同日付で依願退職した。 県警監察課によると、警部補は2022年7月から昨年6月までの間、同じ所属の20代男性警察官から育児休業の相談を受けたが取り合わなかった。別の上司に相談して取得できたという。また、同期間、この警察官と別の20代男性警察官1人に対し、業務中に無視したり、侮辱する言動をしたりした。被害を受けた警察官らが昨年6月、別の上司に相談し発覚した。 警部補は「指導の範疇(はんちゅう)だったと思っているが、悪口を言ったことについては悪かった」と話したという。同課は「ハラスメントの防止と早期把握に向け、取り組みを強化する」とした。 このほか、拳銃の保管が不適切だったとして、離島地区の警察署に勤務する40代男性警部補を所属長訓戒処分とした。5月7日付。警部補は1月の当番中、携帯していた拳銃を保管庫に一時返却する必要があったにもかかわらず、執務室内の事務机の引き出しに入れた。