三菱重工マラソン部の新監督に2014年アジア大会マラソン銀、松村康平氏が就任 「国際大会で活躍する選手の輩出を長崎から実現へ」
三菱重工マラソン部は13日、2014年アジア大会男子マラソン銀メダルの松村康平コーチ(37)が4月1日付で監督に昇格すると発表した。黒木純監督は総監督となる。 ■ピンクのユニフォームで快走するドルーリー朱瑛里【写真】 大阪府出身の松村コーチは山梨学院大を経て09年に三菱重工長崎(現三菱重工)に入社。14年東京で自己ベストの2時間8分9秒をマークし、同年のアジア大会代表に選出。チーム初のマラソン日本代表選手となった。21年に引退し、その後はコーチを務めていた。 同部には18年アジア大会金メダルの井上大仁やマラソン日本歴代3位の自己記録を持つ山下一貴らが所属。19年の全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)では過去最高の2位に入った。 松村新監督はチームを通じて「入社当時からここまで、年々成長してきたチームを監督として指導していくことに喜びとともに責任を強く感じています。これまで目標としてきたニューイヤー駅伝優勝、そしてオリンピックを含めた国際大会で活躍する選手の輩出をこの長崎から実現するため、これまでのチームとしての軸をぶらすことなく、さまざまなことに挑戦し選手を育成していきます。今後ともご指導、ご協力のほどお願いいたします」と意気込みを語った。
西日本新聞社