【小倉競輪・GⅠ競輪祭女子王座戦】佐藤水菜が完全優勝!ガールズGPの出場権を獲得
「第2回競輪祭女子王座戦(GⅠ)」はシリーズ3日目の21日、12Rで決勝が行われ、世界選手権の金メダリスト・佐藤水菜(25)=神奈川・114期=が最終HS過ぎ6番手からまくり切り完全V。優勝賞金540万円(副賞含む)と3年連続5度目となる「ガールズグランプリ2024」(12月29日、静岡)の出場権を手にした。 ◇ 世界女王が本業でも躍動した。10月の世界選手権(デンマーク)で女子ケイリン金メダル、女子スプリント銅メダルを獲得した佐藤が、ラストチャンスをものにして昨年10月のオールガールズクラシック以来となる2度目のGⅠ制覇&ガールズグランプリの出場切符をつかみ取った。 今シリーズは「状態があまり良くない」とコンディション面に不安を抱えて臨んでいた。さらに決勝は今夏のパリ五輪でともにメダル獲得を目指した太田が先行する厳しい展開だったが、「内をしゃくることも考えたけど、外を踏もうと思った」。自らの脚力を信じて踏み上げ前団をまとめてのみ込み、土つかずで大会初Vを飾ると満面の笑みを浮かべた。 「練習に専念できる環境に改めて感謝し、それに見合う人間になれるように練習したいと思います」 今後も自転車競技との二刀流の生活が続くが、連覇が懸かる年末の大一番でも期待に応えてみせる。