今も「部分的な沈下」進んでいる 広島市西区陥没事故 松井市長「少しずつ下がっている」
広島ニュースTSS
今年9月に広島市西区で起きた地下工事中の陥没事故で、解体の方針が決まった市営住宅の付近などで、今も「部分的な沈下」が進んでいることが明らかになりました。 【広島市・松井一実 市長】 「地面といいますか、土台が今も傾斜度を増しながら、地盤が沈んでいるということがわかった」 Q:今も沈下が続いている? 「少しずつ下がっている」 広島市の松井市長はこのように述べ、道路の陥没があった場所から半径30メートル以内で今も「部分的な沈下」が進んでいることを明らかにしました。 広島市によりますと沈下のスピードは徐々にゆるやかになっていて「ただちに対応が必要となるような危険な状態ではない」としています。 この事故は、今年9月、広島市西区で地下で雨水管の整備工事中に道路が陥没したものです。 周辺の建物のうち倒壊の危険があるとして「危険」と判断されたのは9棟で、そのうち市営住宅2棟と福山通運の事務所1棟は、早ければ来月にも解体する方針が決まっています。
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