菜の花こーん豊作 一関・大東 収穫追い込み 2日から感謝祭【岩手】
一関市大東町渋民の芦農園(芦謙二代表)が「菜の花こーん」のブランドで育てるトウモロコシの収穫が追い込みの時期を迎えている。天候や栽培の工夫もあり、今年の収量は栽培を始めた2012年以降で最多となる見通し。同農園は2日から4日間「お客様感謝祭」を行い、菜の花こーんを割引価格で販売する。 菜の花こーんは化学肥料を極力抑え、地元産の菜種かすが入った堆肥で育てており、最高糖度20度以上というメロンを上回る甘さが特徴。今年は同町渋民地内の面積約5・5ヘクタールの畑で約18万本を栽培している。 昨年は高温で生育が早まり、収穫時期が集中して人手が足りなくなることもあったが、今年は定植の時期を調整したことなどから作業も順調に進んでいる。10人ほどの従業員が分担して収穫や選別・調整、出荷をこなしており、1日約2000~3000本を刈り取っている。収穫や出荷は20日ごろまで続く見込み。 豊作を踏まえ同農園は昨年に引き続きお客様感謝祭を企画。2~5日は同市の道の駅かわさきと道の駅むろね、街なか産直新鮮館おおまち、産直ふるさと大東、平泉町の道の駅平泉のほか、同農園などで菜の花こーんを通常よりも10%以上割り引いた価格で販売する。 芦代表は「天候や栽培管理の工夫などもあり、今年は量も取れたし、味も非常にいい。これからの時期は秋の熟成した濃い味になるので、多くの皆さんに味わってほしい」とPRする。 お客様感謝祭などに関する問い合わせは同農園=070(9284)2804=へ。