センバツから「継続試合」を導入 降雨などで打ち切らず翌日以降に
日本高校野球連盟は18日、今春の第94回選抜高校野球大会(3月18日開幕、阪神甲子園球場)から降雨などで試合が途中で打ち切りとなった場合、翌日以降に引き続いて試合を行う「継続試合」を導入すると発表した。18日の理事会で了承された。 【かつて小芝風花さんも…】歴代センバツ応援イメージキャラクター 継続試合の導入で降雨によるノーゲームやコールドゲーム、日没による引き分け再試合などはなくなる。センバツに加えて夏の全国選手権大会、全国軟式選手権大会の3大会で導入される。 継続試合は打ち切りとなった場面から翌日以降に試合を再開し、出場選手や打順は打ち切った時点と同じ状況から始める。継続試合でも選手交代は認められるが、打ち切り前に他の選手と交代した選手は継続試合に出場できない。 2021年夏の全国選手権大会では過去最多となる計7度の雨天順延、2度の降雨ノーゲーム、1試合の降雨コールドがあり、選手の健康管理を目的に継続試合の導入が検討されていた。けがの予防を目的に「投手1人につき1週間500球以内」の球数制限もあるが、ノーゲームの投球数もカウントされており、継続試合導入で不公平感を解消する狙いもある。 春秋の都道府県大会や地区大会、夏の甲子園に向けた地方大会については、主催者の判断で導入できる。【藤田健志】