センバツ高校野球 初V快挙祝い、全校で報告会 山梨学院 /山梨
第95回記念選抜高校野球大会で優勝した山梨学院の優勝報告会が10日、甲府市酒折3の同校であった。全校生徒ら約1100人が参加し、県勢として初の優勝を成し遂げた選手らの快挙を祝った。 会場の体育館では、吹奏楽部の演奏に合わせて生徒らが手拍子する中、選手らが入場。生徒会長の井上希さん(3年)が「閉会式で進藤(天)主将が紫紺の優勝旗を手にした姿を見て感動しました。皆さんは本校の誇りです」とたたえた。 あいさつに立った吉田洸二監督は「野球部の卒業生や、現在の選手の思い、学校応援の思いも一つになって『2回戦の壁』を越えられた。また一日一日、部員全員で前へ進んでいけたら」と述べて「温かい応援ありがとうございました」と感謝した。 選手を代表してあいさつした進藤主将(3年)は「山梨学院の歴史を塗り替えられてうれしい。チャレンジャーの気持ちを一層強く持って、まずは夏の甲子園出場を目標に頑張っていきます」と話した。 報告会では、樋口雄一甲府市長から野球部に「市長特別賞」が贈られた。市民に元気と活力を与え、市の名を広く知らしめた団体・個人が対象の賞で、授与は9回目。【宮田哲】