静岡県知事選の推薦をめぐり、議論が続く自民党。“地域間対立”の懸念も浮上する中、きょう浜松市に姿を見せたのは… 梅田航平記者： 「正午過ぎの浜松市役所。鈴木康友さんが支援を求めるため、総会が行われている自民党浜松の控室に入ります」 　16日午後、地元浜松市に姿を見せた鈴木氏。浜松市議会の自民党会派「自民党浜松」の総会で出馬の挨拶をしました。 　関係者によると、浜松市の自民党では鈴木氏を支持する声も多いといい、部屋の外までたびたび拍手する音が漏れていました。 鈴木康友氏： 「やっぱりこれまで16年、この浜松市で一緒に汗をかき知恵？を出し、いろんなことをやってきた仲間の皆さんなので、本当に暖かく迎えていただいて、本当にすごくうれしかったです」 Qきのうは自民党の静岡支部が大村さんへの推薦の方針を決めたが？ 「それはそれぞれの地域で温度差もあったり、それぞれの皆さんの思いもあるので、それは自民党静岡支部の皆さんの考えだと思います。浜松の皆さんは浜松の皆さんで私のことを応援していただいておりますので、あまり“地域間対立”にならないように、県政をどうしていくかというしっかりとした論点のもとに、これから論戦をして行きたいと思っています」 自民党浜松の鳥井会長は、現時点で会派として誰を支援するか方向性は示さず、浜松市に14ある自民党支部の判断に委ねる考えを示しました。 自民党浜松　鳥井会長： 「浜松においてはたくさんの支部がありますので、会派として方向性を出すとそっちの人たちの影響も出てきちゃうので、各支部の方向性まとまった中で、ひょっとしたら方向性が出てくるかもわかりませんけど、今の段階としては出さないよという形ですね。 Q.結果として、鈴木康友氏と大村氏とで、それぞれ県内各地で意見が自民党の中で分かれるということもあり得る感じじゃないですか 「あり得るでしょうね。たぶん温度差はあると思います」 　いっぽう、自民党県連は、17日大村氏と鈴木氏2人の面談を行い、18日に推薦候補を内定する予定です。 　ところが、静岡市の自民党は15日、独自に大村氏を推薦する方針を確認しています。 大村慎一氏： 「そういった静岡市議団からいただくことはありがたい。また浜松や各地域、静岡県ございますので、そういったところから幅広くご支援いただきたい、私としては幅広くという思い」