【平安S】近10年6歳以上0勝の一戦、4歳馬ミトノオーを推奨 血統や適性から押さえたいミッキーヌチバナ
3つのファクターから推奨馬を見つけ出す
今回は5月18日(土)に京都競馬場で行われる平安Sについて下記3つのファクターを組み合わせる、コンプレックスアナライズで分析を行っていく。 【オークス2024 推奨馬】勝率40%、複勝率80%データ該当で死角なし! SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) ・レースの好走馬及び凡走馬の共通項を探る「重要データ」 ・目には見えない上積みを探る「前走の敗因」 ・適性と素質を知るための「血統評価」 特別登録のあった18頭を検討対象とし(除外対象のヴィジョンオブラヴ、マリオロードを含む)。中京開催時も含めた過去10年のデータを使用する。
重要データ:4、5歳馬に注目
<年齢別成績(過去10年)> 4歳【4-3-1-28】勝率11.1%/連対率19.4%/複勝率22.2%/単回率273%/複回率123% 5歳【6-2-5-37】勝率12%/連対率16%/複勝率26%/単回率46%/複回率88% 6歳【0-3-1-33】勝率0%/連対率8.1%/複勝率10.8%/単回率0%/複回率24% 7歳【0-2-2-17】勝率0%/連対率9.5%/複勝率19%/単回率0%/複回率49% 8歳【0-0-1-9】勝率0%/連対率0%/複勝率10%/単回率0%/複回率229% ※9歳以上は【0-0-0-3】 中距離以上のダートレースはタフでスタミナを要求されるため、ベテラン馬が活躍しやすい。しかし、平安Sではスピードが要求される展開になりやすい傾向から若い馬の成績が非常に良い。 年齢別成績を見ると4、5歳馬が活躍しているのに対して、6歳以上となると連対率、複勝率が一気に下がり、優勝馬は一頭も出ていない。今回人気を集めそうなスレイマンは6歳、ハギノアレグリアスは7歳で過去10年勝ち馬が出ていない年齢だ。 【4、5歳の出走予定馬】 ・オーロイプラータ ・カフジオクタゴン ・サンデーファンデー ・ゼットリアン ・バハルダール ・ハピ ・マリオロード(除外対象) ・ミトノオー ・メイプルリッジ
前走の敗因:マーチSのミトノオー
ミトノオーは前走マーチSで2着。前後半3Fが36.8秒-37.7秒、前半5F通過が60.9秒とペースとしてはやや速めで、そのペースを逃げ粘って2着に入った。休み明けということもあり馬体重は+16キロと、成長分もあったがやや余裕残しの馬体で、今回は状態面での上積みが期待できる。 内容を振り返るとラップ構成こそややハイペースだったが、機動力を求められる中山コースということもあり後方勢は仕掛けが遅れており、そう考えれば着順通りの実力と考えて良いだろう。勝ち馬のヴァルツァーシャルには力負け、3着ペイシャエスにはしっかり実力勝ちしたと言える。 重賞2着は立派だが、ミッキーヌチバナ、スレイマン、ハギノアレグリアスが1~3着だったアンタレスSに比べるとメンバーレベルは低かった印象。その点、メンバーが強くなる今回でどうかだろう。