【速報】廃棄予定の「二宮金次郎の像」55万円超で落札した男性 金次郎の「誠実」の教え「次世代に残したい」と願う 全国の小学校の校庭から姿を消す「金次郎」
■「信頼を得るためには誠実しかない」
【株式会社サラト会長 福田勊さん】「金次郎の4つの教えの中に、『誠実』という言葉があって、まず『誠実でありたい』と。うちの仕事はモノを売るのではなく、仕事の中身を契約していくので、営業マンが『この人なら契約してもいい』と、信頼を得るためには誠実しかないと思っています。金次郎の教えに従って、信頼関係でつながっています」 膨大な個人情報を管理する会社の流儀に活かされているのは、二宮金次郎が唱えた「至誠」(真心を持って事に当たる)という教え。 福田さんは、社員にも金次郎像の落札を通して、この考え方を伝えたいという。
■会社の外からも見えやすい『駐車場』に像を設置 通りがかった人にも伝えたい『金次郎の教え』
さらに、通りがかった人にも金次郎の教えに興味を持ってもらうために、福田さんは外からも見やすい会社の駐車場に像を設置する予定だ。 処分される予定だった二宮金次郎の像は、新しい場所に移され、教えが受け継がれていく。 (関西テレビ記者 原田笑加)
【二宮金次郎とは】
二宮金次郎は江戸時代後期に生まれ、農民出身ながら、治水など農村の改革で活躍した。 終戦まで、修身という道徳教育の教科書に掲載され、苦労しながらも勉学に励む「勤勉」の象徴となった。
昭和の前期には、「薪を背負って、本を読む」二宮金次郎の像を有志たちが地元の小学校に「寄贈」するのがブームとなり、二宮金次郎像が全国的に広がった。 しかし、現在は、学校の統廃合や教育方針の変化から、その姿は、減り続けている。
関西テレビ
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