石丸氏に「議員ともっとうまくできないのか」と地元の声 都知事選で2位も…「地元」安芸高田市では“反石丸”の新市長が誕生
都知事選と同じ7日に、今回都知事選に立候補した石丸伸二氏が市長を務めていた広島県の安芸高田市の市長選が行われ、結果は、これまでの「石丸市政」に有権者から「ノー」が突きつけられる形となった。 【画像】安芸高田市長時代に市議に敗訴していた石丸氏
反石丸の藤本悦志氏が当選
「藤本新市長、バンザーイ!バンザーイ!バンザーイ!」 石丸氏の後任となる安芸高田市長に当選したのは、石丸氏の政治手法を批判していた無所属・新人の藤本悦志(ふじもと・えつし)氏だ。 初当選 藤本悦志市長(51): この4年間の(石丸氏の)市政の評価は人それぞれ、いろいろあると思います。もう「市長派」だとか「反市長派」とか足を引っ張るような時代でありません。 藤本氏は元郵便局長で、出馬表明では、石丸市長時代に悪化した市議会との関係性を改善すると訴えていた。 立候補表明時(2023年11月)の藤本悦志市長: 市民の皆さんの声を聞くと、「このままでいいのか」とか、「やられたらやり返すというのが恥ずかしい」とか、「この状況をどうにかしてほしい」というような声をたくさんいただいております。 石丸氏は市長時代、市議たちと激しく議論する様子を市のYouTubeなどで配信していた。 広島・広島県安芸高田市 石丸伸二市長(当時): 居眠りをする。一般質問をしない。説明責任を果たさない。…恥を知れ!恥を!…という声が上がってもおかしくないと思います。 石丸氏は、市議の1人から裁判を起こされ、7月3日、市議の名誉を傷つけた賠償金として、市に33万円の支払いを命じる高裁判決が言い渡されている。
安芸高田市民の石丸氏の評価
市民たちに石丸氏は、どのように映っているのか聞いてみると、「僕は頑張っておられたと思ってですね、(市議からの)質問にも真面目に真摯(しんし)に答えられているところはありますんで」という声もある一方、「公衆便所をなくしたり、お金がいるから、公的美術館をなくしたり。YouTubeでは石丸さんのいいところしか書かない(出さない)」という声も聞かれた。 また、石丸氏が都知事選で2位と躍進したことについて聞いてみると、「小池さんの次に来るとは思ってなかったんですよ。だから、すごくびっくりして。個人的には議員さんたちとのそのやり取りというか、そこにいつも注目して、どうして、もっとうまくできないのかなっていうもどかしさをいつも持っていたので」という意見も聞かれた。 石丸氏は、今後の政治活動について、「まだ決めていない」としつつも、岸田総理の選挙区である広島1区への出馬の可能性について言及している。 (「イット!」7月8日放送より)
イット!