水が苦手だった北村一輝さんに…明日海りおさん「『歩くウォーターサーバーか』ってくらい水とともに生きています」!?|CLASSY.
4月から日生劇場で上演されるミュージカル『王様と私』。王様を北村一輝さん、アンナを明日海りおさんという、これ以上ない豪華なタッグが実現した今作上演を前にお届けしているスペシャル対談後編では“ウェルビーイングなこと”についてお二人にお聞きしました。
――CLASSY.ではウェルビーイングなライフスタイルを発信していますが、お仕事に対する姿勢などメンタル面で意識されている“ウェルビーイングなこと”を教えてください。 北村 昔からずっと変わっていないんですけど、思ったことは素直に言うようにしています。溜めるとストレスになるタイプなんです。自分中心ですが、自分の価値観を押し付けようとか相手を否定しようとする自分本位さはないと思うので、言いたいことを言ってもトラブルになることはないです。 明日海 インタビューの前編でもお話ししたように、北村さんには相手に対する優しさがあるのでもめたりしないんでしょうね。
北村 100人いたら100人皆違うじゃないですか。中にはイヤだなと思う人もいるし、心を開いてくれない人もいる、妬みなどの感情を持ってしまうこともあります。でも、自分が抱いた感情は相手から返ってくると思うんです。だから、言いたいことは言っていますけど、根本には相手を思いやる気持ちを持って接しています。ハッピーをベースにして皆に接していたら、僕の周りにはハッピーな人が残っていました。 明日海 北村さんも周りの方もハッピーなのはいいですね! 北村 ありがたいことだと思っています。でも、僕みたいに言いたいことを言えないタイプの人もいますよね。そんな方が無理にやる必要はないと思います。まずは自分のできることを一生懸命にやって、自分のペースをみつけていくことが大事なんじゃないでしょうか。
――明日海さんは約1年前のインタビューで「宝塚時代とは違ってスケジュールを詰め込むことなく、自分を甘やかして生活しています。でも、甘やかしすぎかも?」と答えていました。その考えに変わりはないですか? 明日海 変わりました! 甘やかしすぎなウェルビーイングは私には合わないことが分かったので(笑)、今はまたガシガシ頑張るほうに戻りました! 時間が空いたときは体を動かしたり、仕事の準備をしたりしているほうが性に合っているようです。「このすき間の時間にこれだけできた」感や怠けていない感が、充実した気持ちで生きられる安心材料になるんです。 ――1年で考えが元に戻ったんですね。 明日海 はい。「自分を甘やかしてあげなくては!」がストレスになって無理していました(笑)。でも、完全に戻ったわけではないと思います。ちょっと疲れたなというときは「30分お昼寝しちゃおう」となりますし、休みが必要だと思ったら「今日は何にもしないで、全部明日やりまーす」とオフ日にしています。“頑張る”と“甘やかす”のちょうどいい具合を探しているところですが、「“頑張る”強め」が心地いいようです(笑)。