北九州空港最寄りのJR朽網駅に特急停車へ エアポートバスも増便 新アクセスルートとして期待 来年4月から JR九州と北九州市
北九州空港へのアクセスを強化するため、JR九州と北九州市は空港の最寄り駅である日豊線の朽網(くさみ)駅に来年4月から一部の特急列車を停車させると発表しました。 北九州空港最寄り駅のJR日豊線の朽網駅には現在、普通列車だけが停車していますが、来年4月1日から上下各5本ずつ、計10本の特急列車が停まることになりました。 停車するのは博多と大分方面を結ぶ特急「ソニック」や「にちりんシーガイア」の一部で、主な駅の時刻は以下の通りです(12月26日現在計画中の内容)。
【博多→朽網→大分方面】 ○ソニック1号 博多発6:21→小倉発7:14→朽網発7:24→大分着8:44 ○にちりんシーガイア5号 博多発7:31→小倉発8:35→朽網発8:45→大分着10:03 ○ソニック31号 博多発14:20→小倉発15:09→朽網発15:19→大分着16:37 ○ソニック37号 博多発16:00→小倉発16:43→朽網発16:53→大分着18:05 ○ソニック43号 博多発17:20→小倉発18:10→朽網発18:20→大分着19:37 【大分→朽網→博多方面】 ○ソニック6号 大分発6:37→朽網発7:56→小倉着8:06→博多着8:59 ○ソニック8号 大分発7:13→朽網発8:33→小倉着8:42→博多着9:39 ○ソニック16号 大分発9:10→朽網発10:28→小倉着10:38→博多着11:29 ○ソニック42号 大分発15:44→朽網発16:53→小倉着17:04→博多着17:49 ○ソニック48号 大分発17:10→朽網発18:28→小倉着18:38→博多着19:29
また、朽網駅と空港を結ぶエアポートバスも現在の27往復を40往復に増やすほか、朽網駅までのJR片道乗車券と特急券、エアポートバスの運賃がセットになった割引切符をおでかけアプリ「my route」上で販売することにしています。 市によりますとJR特急を使って朽網駅を経由する場合、小倉駅から空港までの所要時間は36分程度になるということです。 北九州市の武内市長は今年2月、「北九州空港大作戦」と銘打ち、24時間運用可能な空港の強みを生かして地域経済の浮揚を目指す考えを示し、空港アクセスの強化を打ち出していました。 朽網駅への特急列車の停車はその施策の1つで、武内市長は26日の会見で「利用促進に向けた歴史的な一歩となる扉が開いた。空港と地域経済との結びつきを強め、活性化につなげていきたい」と述べました。
テレビ西日本