選手処分の関学大初戦白星 アメフト主将「自覚持つ」
日本アメリカンフットボール協会から、重大な規律違反があったとして部員5人が資格停止処分を受けた関西学院大が3日、大阪府吹田市のMKタクシーフィールドエキスポで行われた関西学生リーグの初戦で桃山学院大に75―10で大勝した。永井励主将は「動揺は確かにあったけど、自覚と責任を持って、もう一度自分たちがどういうものを見せるかにこだわると決めた」と話した。 日本協会は、U20(20歳以下)日本代表の遠征中に1人が大麻含有製品とみられる物質を所持、使用したとして日本代表の選抜資格を無期限停止、他の4人を1~2年の停止とした。関学大は尿検査で5人が陰性だったことなどから、薬物使用の事実は認定できないと主張している。 大学としても、日本協会が求めた毛髪検査に応じなかった1人を無期限活動停止とした。薬物疑惑を受けた直後の試合でチームワークと規律を示して勝ち、大村和輝監督は「こういう状況で、選手が力をしっかり発揮してくれた」と話した。