ブロードウェイでオードラ・マクドナルド主演「ジプシー」開幕
このコラムでは、アメリカ・ニューヨークにある劇場のうち、タイムズスクエア周辺にある“オンブロードウェイ”41劇場で今週開幕する公演を紹介する。 【舞台写真】「エウレカ・デイ」の様子。 ■ 「エウレカ・デイ」 Eureka Day 2024年12月16日(月)~ サミュエル・J・フリードマン劇場 脚本:ジョナサン・スペクター 演出:アンナ・D・シャピロ 出演:アンバー・グレー、ジェシカ・ヘクト、ビル・アーウィン、トーマス・ミドルディッチ、チェルシー・ヤクラ=カーツ 2018年にアメリカ・カリフォルニアのバークレーで初演され、その後、アメリカ・ニューヨークのオフブロードウェイやイギリス・ロンドンでも上演されたジョナサン・スペクターの戯曲。本作では、カリフォルニアの私立小学校を舞台に、おたふく風邪の流行を受けて招集された保護者や教師が、予防接種の義務化を巡って議論を交わす様が描かれる。「8月の家族たち」でトニー賞を受賞したアンナ・D・シャピロが演出を手がける。 ■ ミュージカル「ジプシー」 Gypsy 2024年12月19日(木)~ マジェスティック劇場 脚本:アーサー・ローレンツ 作詞:スティーヴン・ソンドハイム 作曲:ジュール・スタイン 演出:ジョージ・C・ウルフ 出演:オードラ・マクドナルド、ダニー・バースタイン、ジョイ・ウッズ、ジョーダン・タイソン、ケヴィン・ソラック、レスリー・マルゲリータ、リリ・トーマス、ミリンダ・ハル、マーリー・リアン・ゴメス、ジェイコブ・ミング=トレント、ジェイド・スミス、カイリー・ヴィッカーズ ミュージカル「オペラ座の怪人」 のロングラン公演が昨年終了したマジェスティック劇場で、改装後初めて上演されるのは、オードラ・マクドナルド主演、ジョージ・C・ウルフ演出によるミュージカル「ジプシー」。劇中では、娘たちをボードビルの世界で活躍させようと躍起になるステージママ、ローズの物語が展開する。マクドナルドは、ブロードウェイでローズ役を演じる初のアフリカ系アメリカ人俳優となる。 ■ サイモン・リッチの「オール・イン:愛にまつわるコメディ」 All In: Comedy About Love by Simon Rich 2024年12月22日(日)~ ハドソン劇場 脚本:サイモン・リッチ 演出:アレックス・ティンバース 音楽:ザ・マグネティック・フィールズ(ステフィン・メリット作曲による) 出演:ジョン・ムレイニー、フレッド・アーミセン、レネー・エリス・ゴールズベリー、リチャード・カインド、クロエ・ファインマン、リン=マニュエル・ミランダ、エイディ・ブライアント、アンドリュー・ラネルズ、ニック・クロール、ジミー・ファロン、デヴィッド・クロス、アナリー・アシュフォード、ティム・メドウス、ハンク・アザリア ほか / ザ・ベンソンズ アメリカの長寿バラエティ番組「サタデー・ナイト・ライブ」の脚本でも知られるサイモン・リッチが、雑誌「ザ・ニューヨーカー」に掲載していた短編小説を舞台化。作中ではデート、失恋、結婚などをテーマにしたコメディが紡がれる。お笑いタレントのジョン・ムレイニーや、リン=マニュエル・ミランダなどのスターが各回4人ずつ出演し、海賊から犬までさまざまなキャラクターを演じる。演出は、「ムーラン・ルージュ!」「アメリカン・ユートピア」のアレックス・ティンバース。