150歳の新人漫才コンビ「せんみつ・ヒロシ」誕生 熟練話術と「ナハナハ」ギャグでM-1&笑点に意欲 31日に浅草・東洋館で初公演
タレント、せんだみつお(76)と元TBSのフリーアナウンサー、生島ヒロシ(73)が漫才コンビ「せんみつ・ヒロシ」として本格始動することが3日、分かった。31日に東京・浅草の東洋館で初公演を開催。〝デビュー〟時に合わせて150歳となる長老コンビが昭和から磨き続ける話術の合体で漫才界に新風を吹き込む。 【写真】一昨年のお笑い公演にゲストとして出演したせんだと生島 合計年齢150歳で新人という異色の漫才コンビが誕生する。 せんだは5年前から、生島が会長を務める芸能事務所、生島企画室に所属。社員同様の立場を超えて今回、正式にコンビの結成が実現した。 2人は東洋館に隣接する浅草演芸ホールで毎年5月31日に開かれる身内のファミリー寄席に2021年から4年連続でゲスト出演。せんみつ&ヒロシと仮のコンビ名で客席を爆笑に包んできたが、その実績が周囲に認められ、今後は名実ともにプロとして活動する。 その第1弾が31日午後零時半から東洋館で開かれる「スペシャル寄席2024」。タブレット純(49)や、ねづっち(49)ら人気お笑い芸人15組の中で腕を競う。 東洋館といえば、萩本欽一(83)やツービート、ナイツを輩出、60年以上の歴史を誇るお笑いの殿堂だ。 せんだは3日、同所でサンケイスポーツの取材に応じ、「東洋館で漫才ができるのは光栄だし、何度も出られるように頑張りたい」と神妙に宣言。続けて「健康情報など博学で常識派の生島さんと別名シーモネーターこと非常識派の私。そのギャップで中高年の皆さんを笑わせたい。下品な下ネタは避けますが…」と語った。 先月に自宅の風呂場で足を滑らせ、左膝近くの靱帯(じんたい)を損傷して痛みが続き、「左足はまだ伸ばせないし、走れない」と苦笑い。しかし、写真撮影では持ち前のギャグ「ナハ!」と、大好きな大谷翔平(29)の所属する米大リーグ、ドジャースの選手たちが出塁したときなどに見せるキケポーズを合体させた〝新ネタ〟を披露してみせた。 今後について「老人福祉施設も回りたいし、M-1グランプリの決勝や(日本テレビ系)『笑点』にも出たい」とお笑い魂は人一倍。ナイツの塙宣之(46)が会長を務める一般社団法人漫才協会への所属にも意欲を見せ、「生島さんと所属できるよう、腕を磨きたい」と目標を掲げた。