最悪の”超大型契約”に…MLB、不良債権となった大物(4)引退でも残り2年は”年俸あり”
メジャーリーグの世界では、球界屈指の活躍を見せる選手の超大型契約が度々話題となる。長期契約を結ぶことにより、主力の流出を防ぐメリットがある一方で、年俸に見合う活躍ができなければ、不良債権と化してしまうデメリットも存在する。そこで今回は、大型契約を結ぶも期待外れとなったメジャーリーガーを紹介する。
エリック・ホズマ―
・ポジション:内野手 ・投打:左投左打 ・身長/体重:193㎝/103㎏ ・生年月日:1989年10月24日 2015年にカンザスシティ・ロイヤルズをワールドチャンピオンに導く活躍を見せたエリック・ホズマー。超大型契約を手にしたが、契約を全うできずに現役を退いた。 2008年MLBドラフト1巡目(全体3位)でカンザスシティ・ロイヤルズに入団。2011年にメジャーデビューを果たすと、そのまま一塁の定位置を奪取。2017年には全162試合に出場し、打率.318、25本塁打、94打点の好成績で初のシルバースラッガー賞に輝いた 同年オフにFAとなると、サンディエゴ・パドレスと8年総額4400万ドルの大型契約を締結した。移籍2年目には22本塁打を放ったが、以降は20本塁打以上を記録するシーズンはなく、軒並み成績を落とした。 2022年途中にボストン・レッドソックスにトレード移籍となったが、14試合出場で打率.244に終わり、同オフに事実上の戦力外(DFA)に。 2023年からシカゴ・カブスへ移籍したが、5月にDFAとなり、他球団とも契約を結べないままシーズンが終了。結果的に同年限りで現役を引退することとなった。 また、パドレス時代に結んだ長期契約により、契約満了までの残り2年間は、年俸が支払われることとなっている。
ベースボールチャンネル編集部