ヤクルト、連勝4でストップ 高津監督「よく粘って追いついた」 延長十一回に小沢の暴投で決勝点…
(日本生命セ・パ交流戦、ヤクルト4-5日本ハム=延長十一回、1回戦、日本ハム1勝、7日、神宮)驚異の粘りも、勝利にはつながらなかった。セ・リーグ最下位のヤクルトは延長十一回の末、4―5で敗れ、連勝は「4」でストップ。高津臣吾監督(55)は「野手は、序盤の失点のところをよく粘って追いついたと思う」と奮闘した打線をねぎらった。 執念でよく追いついた。先発のD2位・松本健(トヨタ自動車)が3回3失点で降板。五回にも1点を失い、一時は4点差に広げられた。重苦しい雰囲気が立ち込める中、打線がつながりを見せた。 起点となったのは、4番・村上だった。六回は先頭で四球を選ぶと、無死一、二塁から山田の左前適時打で生還。七回も1死から右前打を放つと、オスナの左前適時打で生還した。1点を追う九回先頭では空振り三振に倒れたが、続くサンタナが右越え8号ソロ。主砲を中心に六回以降は毎回得点圏に走者を置く猛攻を見せた。 ただ、最後は延長十一回2死一、三塁から6番手・小沢の暴投で決勝点を献上し、勝利を逃した。「いいところまでは行くんですけど、そこから一本が出ないですね」と高津監督。次は粘って勝ち切りたい。(赤尾裕希)