三川町で発生した殺人事件で、女性の遺体が発見されてからきょうで1カ月です。 警察は今もなお鑑識作業を続けており、犯人の行方を追っています。 1カ月前の9月22日、三川町横山の住宅で、この家に1人で住む阿部祥子さん（90）が意識と呼吸がない状態で1階寝室に倒れているのを60代の長男が発見しました。 阿部さんはその後死亡が確認され、死因は多発外傷でした。 目立った刺し傷はなかったものの、頭や胸などに殴られたような多数の傷があることから、警察は9月25日に捜査本部を設置し殺人事件として捜査を進めています。 1カ月前、阿部さんが見つかったのは寝室に敷かれた布団の上です。 また関係者によりますと、玄関脇の窓ガラスが割れていて、その周辺では阿部さんや家族など普段立ち入る人以外の足跡が見つかっているということです。 警察は何者かが窓ガラスを割って侵入した可能性も含めて調べています。 【石川時也記者】「殺人事件の発生から1カ月となりますが、現在も現場にはブルーシートがはられ、鑑識作業が続いています。」 きょうも午前10時ごろに捜査員が現場に入り、鑑識作業が進められていました。 警察によりますと住宅には激しく荒らされた形跡はなく、阿部さんについてこれまでトラブルなどは確認されていないということです。 また阿部さんが殺害されたのは9月21日の夜から22日未明にかけての夜間だとみられています。 遺体の発見から1カ月、警察は引き続き鑑識作業を続け、提供を受けたドライブレコーダーの映像を解析するなどして犯人の行方を追っています。