県内でも“自粛” 政治資金めぐり…パーティー券の実情とは? 広島
連日報道されている自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題。実際にパーティー券を購入した人にその実情を聞きました。 岸田総理(11日)「国民の皆さんの中において疑念が広がっていること。これは深刻に受け止め危機感をもっています」 事の発端になったのは自民党・安倍派の「裏金疑惑」。販売ノルマを超えた分の収入が議員にキックバックされ、裏金となっていた疑いが浮上しました。 これを受け6日、岸田総理は派閥パーティの自粛を要請しました。その影響は県内でも… 8日、広島市内で開催予定だった岸田総理が代表を務める政治団体の資金パーティーが急きょ延期に。パーティー券を購入した人は… 会社経営(40代)「今テレビで騒がれているような事情で、延期することになったよという連絡を電話で受けました。(延期になった時お金の説明は)全くありませんでした」 男性は15年ほど前から付き合いでパーティー券を購入。しかし、今まで実際に出席したことはないといいます。 会社経営(40代)「(購入した人は)ほとんど行かれないし、打ち切ったよという方もいる。自民党のため議員のためというよりは依頼してきた人の顔をたてるためというお付き合いの意味合いの方が深いですから」 今回のように「延期」になるケースは初めてだという男性。政治資金パーティーをめぐる一連の報道には… 会社経営(40代)「我々が例えば税金をおさめるものに対しても、帳簿にない収入なんてないわけですから。税務調査もあるし。そういうこと考えると、時代錯誤もいいとこだと思って腹がたちます。今回これを機にこういうことがなくなればいいと正直思っています」 深刻さを増す政治とカネの問題。今、国民の厳しい目が向けられています。