【バドミントン熊本マスターズジャパン】奥原希望は1回戦敗退。「自分らしい変化や駆け引きのある試合ができたのかなと思う」
11月15日、BWFワールドツアー・熊本マスターズジャパン(熊本県立総合体育館/Super500)が行なわれた。女子シングルス1回戦でグレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(インドネシア)に0-2で敗れた奥原希望のコメントを紹介する。 ――試合を振り返って ようやく私らしいプレーができた。世界選手権の時は、世界に通用するところまで戻ってこれたとみんなには言ってもらったけど、自分の中ではやっぱりまだ足りなくて。勝つにはもっとスピードが欲しいし、自分らしいプレーを取り戻すことが必要と感じました。今日はまだまだ足りない部分がある中でも、自分らしい変化や駆け引きのある試合ができたのかなと思います。ここからもっと仕上げていけたら。 ――1ゲーム目(19-21)は、取れそうな感じもあった 実践の中で成功体験が少ないぶん、縮こまってしまった。迷いが出てしまったので、ズレがあったり、ショットの甘さが出てきてしまったと思います。中盤ずっと2点リードでいったたところで、もう1点が欲しいと思ったけど、どうしても相手の鋭いショットに切られてしまい、簡単に取られてしまう展開が1ゲームは多かったです。 2ゲーム目は修正できたけど、その修正力の遅さが、まだ試合に慣れてないのかなと思います。実戦をイメージした練習も詰められていないので、今日が一つの大きなきっかけとして、実践的な練習とバドミントンの課題をこっから積み上げていきたいです。 ――ケガをしているヒザなどの不安はあるか 台湾(高雄マスターズ/S100/9月)の試合で出たエラーが完全に消えてはいない。日々の練習をやりすぎると腫れてしまうので、そのせめぎ合いが難しい。メリハリを持って、“やる時はやる”、“やらない時はやらない”のライン引きを、うまくやっていかなきゃいけないのがすごく難しいです。
取材・構成/平野貴也、バドミントン・マガジン編集部 写真/平野貴也