レインコートに水素ガス注入 道路に放った男を逮捕、秩序維持法違反の疑い/台湾
(彰化中央社)ビニール製のレインコートに水素ガスを注入して浮遊させ、中部・彰化県内の道路に放ったなどとして、同県政府警察局は9日、県内に住むアルバイト従業員の男(40)を社会秩序維持法違反の疑いで逮捕したと発表した。調べに対し「面白いと思った」と供述しているという。 インターネット上で拡散されている動画には、浮遊したレインコートが道路を横断し、行き交う車両の風を受けて揺らめく様子が映り、あたかも「お化け」のように見える。 県警北斗分局の呉詠傑局長によれば、男はレインコートの頭と手の部分などを両面テープで接着し、水素ガスを入れたと話しているという。 社会秩序維持法では、顔を隠して偽装または別の方法で他人を驚かし、安全に危害を加えた者に対し、3日以下の拘留または3万台湾元(約14万円)以下の過料を科すと定めている。 (呉哲豪/編集:齊藤啓介)