米国株の押し目買い戦略が有効、日本株は「厳選」で臨め
格付け会社フィッチ・レーティングスによるアメリカ国債の格下げ(*)が波及して、世界株安となった(写真:Jakub Porzycki/NurPhoto via Getty Images)
8月4日の日経平均株価は3万2192円(前日比33円高)で引けた。前週末比では600円を超す下げとなり、調整色が濃くなっている。下げの起点はアメリカで、フィッチ・レーティングスによるアメリカ国債の格下げ(AAA→AA+)が世界同時株安を招いた(*)。 さらに日本では、日銀が「国際金融のトリレンマ」というややこしいところに踏み込んでしまったようだ。ただ、ファンダメンタルズ的にはAI需要による半導体市況の回復など、一部に好調な動きも見え始めている。 米国株も格下げを織り込む日柄調整が終わってきており、目先は8月7日の週のインフレ統計待ちとなっている。日本株については少し時間がかかるかもしれない米国米国株は押し目買い戦略が有効なのではないか。
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木野内 栄治