セックスレスだけど子供がほしい…「結婚してから同じ布団で寝てません」妻と夫それぞれの苦しみ<漫画>
日本人の夫婦の半数以上がセックスレス。もう何年も語り継がれているせいで、もはやめずらしくない事情です。 【マンガ】子供はほしいけどセックスレス…『結婚してから同じ布団で寝てません』を読む 夫婦が仲良しならそれでいいんじゃない?とする風潮もあれば、表面上では穏やかでも内心は鬱々としている人も。
たかがセックス、されどセックス
『結婚してから同じ布団で寝てません』オーバーラップ (はちみつコミックエッセイ)は、仲良し夫婦がレスを乗り越えるまでを綴ったコミックエッセイです。 「仲良しだからこのままでもいい、でも子供はほしい。とはいえ今さらセックス?」この思考のループから抜けられなくて、本書の主人公で著者の小池ぬーみんさんは、自虐しつつも悲しくなるのです。 悲しさの奥底には、“仲良しだけどセックスなしでもいいの?”と心のどこかで感じているからかもしれません。 夫婦の在り方はセックスがすべてではないものの、愛情の確認や表現方法として重要な役割をはたしているのも確か。子供を希望しているならなおさら、離婚に発展してもおかしくはない問題なのです。
そもそもなぜレスになった?
3年間の同棲生活と2年の結婚生活(本書が描かれた2021年時点)。5年も一緒にいれば新鮮味も薄れる、と語っているぬーみんさんですが、熟年になってもセックスしている夫婦もいますよね。 男女の垣根(かきね)を越えて同志のようになった夫婦も素敵ですが、それはお互いがセックスなしで合意しているから成立するもの。いつまでも男女でいたい、子供もほしい、と切望しているのなら、やはり何らかの工夫が必要です。だらしない姿は見せない、スキンシップは欠かさない、といった小さな気づかいが、異性として意識してもらう第一歩なのでしょう。 一緒にいる時間が長くて、がさつな部分も恥ずかしい場面もさらけ出して、ある意味とても楽な生活を謳歌(おうか)しているぬーみんさん。このままでもいいのかも、と納得する気持ちがある反面、体のつながりもなく、今後、夫婦の会話が途切れたらどうなるのだろうという不安はぬぐえないのです。