「果物」の目標量は1日200gって知ってた?食べる量・タイミングを管理栄養士が解説します!
管理栄養士の宮崎 奈津季さんが、知っておきたい栄養の知識について解説するシリーズ。今回は「果物」について。果物は、さまざまな理由から毎日200g食べることが推奨されているんです。どうして200g?200gってどれくらい?食べるとどんないいことがあるの?などの疑問にお答えします! 【画像6枚】果物200gってどれくらい?りんごなら何個分?いちごなら何粒分?目安量&エネルギー量を表で見る!
果物の目標量はなぜ「200g」?
こんにちは、管理栄養士の宮崎 奈津季です。皆さんは普段、1日にどれくらいの果物を食べていますか? 目標は1日200gといわれていますが、具体的にどれくらいの量なのか、食べるとどんないいことがあるのかなどについてお話しします。 さて、令和6年度からスタートしている健康日本21(第三次/※)では、「果物摂取量の改善」が目標の一つとして掲げられています。この取り組みでは、1日あたり200gの果物摂取を目標値としています。しかし果物の摂取量は20~50代の方で特に不足がちで、平均は100g程度という報告があります。 200gに設定されたのは、諸外国の状況や生活習慣病リスクに関する文献、生活習慣病予防の観点などから。しかし摂取量がなかなか増えていかないのが実情で、食生活改善の重要な課題のひとつとされています。 ※「健康日本21」とは 厚生労働省が呼びかける、国民全体が人生の最後まで元気で健康で楽しく毎日が送れることを目標とした国民運動。「運動」「食生活」「禁煙」の3分野を中心に、具体的なアクションの呼びかけを、企業・団体・自治体と協力・連携をしながら推進するプロジェクト。 ♦️200gってどれくらい? 果物200gとはどのくらいの量になるのでしょうか。主な果物の目安量とそのエネルギー量をまとめてみました。 それほど多い量とは感じないかもしれませんが、“毎日”となると……? 1日分の量の例はこのようになります。 自分は普段果物をどのくらい食べているかな?と思い浮かべてみて、足りないなと感じたら意識して食生活に取り入れていきましょう。