【雅子さまと紀子さま】シルエットに違いが!卒業式ファッションのポイントとは|STORY
3月・4月は卒業式、入学式シーズン。最愛の子供の式に出席するのは、皇族の方々も私たちと同じ。周りの父兄と同じように子供たちを温かく見守る雅子さまと、紀子さまのこれまでの卒業式ファッションを、放送作家・皇室ライターのつげのり子さんにお話しを伺いながら、振り返ってみました。 【写真あり】雅子さま麗しのドレスコーデ集
皇室ならではの卒入学式ファッションでの気遣いポイントとは?
「皇族の方々が卒業式、入学式でいちばん気をつけられているのは、子供たちの大事な節目の雰囲気を壊さないよう周りの父兄に溶け込むことだと感じています。ジュエリーも控えめで小物も黒で統一されています。そういった意味でも、特別扱いではなく他の父兄と同じ立場で参加される学校行事は、究極のプライベートシーンなのかもしれません」(つげさん、以下同)
雅子さまは大きめカラーのジャケット+タイトスカートでハンサムに
2008年、愛子さまの学習院幼稚園の卒園式。ご家族全員がネイビー×ホワイトのお召し物でリンク感の強い着こなし。よく見ると、天皇陛下のネクタイのドットの赤と、愛子さまの制服の赤いパイピングもリンクしています。雅子さまは、バッグまでネイビーに。靴は黒を選ばれ、シックで気品を感じます。(C)JMPA
2014年、愛子さまの学習院初等科の卒業式には、2008年同様ジャケットのカラー部分にブレードの装飾が施されたスーツをお召しに。胸元は、大事な式典で選ばれていることが多いブローチをポイントに。決して派手ではありませんが、落ち着いた印象のネイビーに、ブローチやブレード装飾などで、さりげなく華を添えられた着こなしです。(C)JMPA
2017年の愛子さま学習院中等科の卒業式には、2008年と同じネイビーのスーツを選ばれた雅子さま。11年の時を経て、お召しものを大事に着回される雅子さまの人柄が垣間見られます。2008年では、白いブラウスを合わされていましたが、ネイビーのインナーに変えられガラリとイメージチェンジ。一連のパールネックレス、一粒パールのイヤリング、リングと、パールで統一されてジュエリー使いが洗練されています。(C)JMPA 「ご公務ではジャケットにパンツスタイルが多い雅子さまですが、愛子さまの卒業式ではタイトスカートのスーツをお召しに。別れを連想させる卒業式は明るい色ではなく、ネイビーを選ばれてきました。ジャケットのデザインは、ご公務同様、テーラードか、ショールカラーのVのカットが深いきりっとした印象のもの。スカートは膝が隠れるタイトなものを選ばれ、ハンサムな雰囲気でまとめられています。 どの写真を見ても天皇陛下のネクタイカラーや雅子さまのスーツが愛子さまの制服に色をリンクされていて、令和になってから話題になる“ご家族リンクカラースタイル”の始まりを感じられます」