<伊藤美来×豊田萌絵>アニメ「声優ラジオのウラオモテ」インタビュー 息ぴったりな2人 収録の“ウラオモテ”
--デビューから10年たった今だから演じられるところもある?
伊藤さん そうですね。今の時期に、アニメに出演させていただけたことがよかったです。デビューして、いろいろな作品で経験を積ませていただき、乗り越えてきたものもあるので、10年前の感情を全て知った上で、お芝居できることがよかったです。昔の感情の引き出しを開けるのは少しつらいところもあったのですが(笑い)。
豊田さん 誰もが通る道を通ってきたから分かるものもありますしね。それに、二月公先生はJKの気持ちが分かりすぎているんです! JKの感情の機微が描かれていることにも衝撃を受けました。
--2人は実際に“声優ラジオ”のパーソナリティーも務めています。“声優ラジオ”の魅力は?
伊藤さん ラジオではプライベートの話など素で飾っていない声を聞けますし、声優に限らずですが、ラジオだから話せることがあるのが魅力だと思います。ホームだから、きっと受け入れてもらえると思ってしゃべることが多いんですよね。
豊田さん 私はラジオ自体が好きで、リスナーの気持ちとして自分のメールを読んでもらえるとすごくうれしいんですよね。普段、コミュニケーションできる場所が少ないですし、ラジオの存在は大きくて、リスナーとつながる大事な場所です。今後もラジオを大切にしていきたいです。
◇舌打ち 失敗する演技も
--やすみ(由美子)と夕陽(千佳)は“表と裏”の顔があります。演じる中で意識したことは?
伊藤さん 由美子は生粋のギャルで、やすみは清純派元気系な若手声優です。由美子は、ギャルと聞いて想像するキャピキャピした感じではなく、しっかりしていて現実をしっかり見ているギャルです。元気なギャルをどれくらい出すのか?という案配が難しかったです。芯の強さ、夢に向かって頑張る強い子であることがブレないように気を付けていました。
豊田さん 千佳のギャップは分かりやすいかもしれません。アイドル声優、等身大の普通で地味な女の子をしっかり分けて演じようとしました。