自然と調和する“鉄のある暮らし” 全国から注文の“薪ストーブ”も!鉄のスペシャリストが生みだす作品の魅力とは?
今月20日に始まったアーティスト「ツヨニー」の作品展。会場を埋め尽くす作品は全て同じ素材で作られています。山あいの集落での暮らしの中から生まれたその作品の魅力とは? 【職人技】鉄のアーティスト”ツヨニー”山間の暮らしの中から生まれた作品の魅力<NEWS CH.4>
松山市内の生活雑貨の店で、とある個展の設営が行われていました。 西山毅さん: 「いいですね。見えるか見えんかのぐらいの微妙な感じが」 店の外には不思議なオブジェが…。
個展を開く「ツヨニー」こと西山毅さんです。 「現場の空間を見ながらこれをどこに置こうかあれをどこに置こうか、ワクワクしながら設置します。このブランコは、大人でも(乗れます)。ふたり乗っても大丈夫です」
今月20日から開催している「ツヨニー博覧会 鉄でこさえる」 所狭しと並ぶ作品は… 「ほぼ99%鉄で(作っている)」
「普通じゃ面白くない」国家資格を持つ鉄のスペシャリストの遊び心
「ツヨニー」は三重県出身の63歳。国家資格である鉄工1級技能士の資格を持つ鉄のスペシャリストです。30代半ばで移住した愛媛で鉄工芸に出会い、現在は高知県の黒潮町を拠点に作品の制作を続けています。 ツヨニー:「普通の時計じゃ面白くないから時間を逆戻りさせたり」 お客さん:「普通じゃ面白くないってところがキモ?」 ツヨニー:「そうなのよ」
ツヨニー: 「これは全部僕の分身なんですよ いろいろな人格のツヨニーの分身です」 小さいオブジェたちは「コツヨニー」と命名。 「左は正座をしすぎて足が痺れて歩けなくなった感じ。隣は身軽になって羽ばたいてる 空を飛びたいなと思っているコツヨニー」
ツヨニー: 「ただこうやって遊ぶものです」 会場には鉄で作ったツヨニーの作品およそ100点が展示されていて、気に入った作品を購入することもできます。
ツヨニー作品の代名詞は「オーブン機能付きの薪ストーブ」
ツヨニー: 「高知に移住してからのツヨニーの代名詞みたいな作品です」 調理もできるオーブン機能付きの薪ストーブ「ツヨニーストーブ DAX」。 「この形にたどり着くのに5年くらい。最初は全然燃えずにスクラップになったり、10何台作ってやっとこの形にたどり着きました。台所に置いてて毎日のように使ってます」