動物園に4頭のゾウがやってきた! 全面公開は10月末ごろ予定も離れた場所からは見ることが可能 福岡市動物園
RKB毎日放送
福岡市動物園に4頭のアジアゾウがやってきました。 ミャンマーからの長旅でしたが元気な姿を見せています。 【写真で見る】ゾウがやってきた 福岡市は、4頭のゾウの名前を公募しファンクラブも作ることにしています。 若松康志 記者「午前7時15分、ゾウを乗せた貨物機が北九州空港に降り立ちました」 4頭のアジアゾウは7月30日朝、北九州空港に到着しました。 貨物室の扉がゆっくりと開くとゾウを入れた檻が出てきました。 撮影していたカメラマンも思わず声を上げます。 高木吾朗 カメラマン「あ、鼻見えた鼻!」 4頭のゾウは、2台の大型トラックで福岡市に向かいした。 福岡市動物園でのゾウの飼育の歴史は古く、1953年の開園以来4頭のゾウを飼育してきました。 記憶に新しいのは1973年に来園したメスの「はな子」です。 「はな子」は人気投票で1位になるなど40年以上の長きにわたって多くの人に愛されましたが、2017年にこの世を去り、それ以来、福岡市動物園にゾウはいなくなりました。 一方、福岡市は2016年にミャンマーのヤンゴン市と姉妹都市提携を結びました。 ミャンマーはゾウの飼育が盛んで2019年にはゾウを含む動物交流の覚書が締結されました。 しかし2021年にミャンマーが軍事政権となり、国内で対立が続いていることやコロナ禍もあってゾウの受け入れは延期が続きました。 軍事政権への批判からゾウの受け入れに反対する声もあります。 それでも福岡市はおよそ18億円をかけてゾウ舎をリニューアルするなど準備を進め、ようやく福岡市にゾウがやってきたのです。 江里口雄介 記者「きました、きました、ゾウを乗せたトラックが今やってきました。福岡市動物園に7年ぶりのゾウがやってきました」 動物園に無事到着したゾウは檻ごとゾウ舎の入口へと運ばれました。 そして、最初にゾウ舎に姿を見せたのは4頭の中で最年長、22歳の母親ゾウ。 ミャンマーから28時間の長旅の疲れも見せず、水分補給のためのサトウキビや、スイカをゆっくりと食べていました。
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