アーバンスポーツで “子どもの体力低下に歯止めを” Baseball5 体験会
チバテレ(千葉テレビ放送)
近年、こどものスポーツ離れが懸念されるなか、性別や年齢に関係なく気軽に楽しめる新たなアーバンスポーツが注目を集めています。 11月6日、千葉市で行われたのは、キューバで発祥し、誰もが手軽に楽しめるストリート競技として注目高まる「Baseball5」の体験会。 ルールは野球と似ていますが、バットやグローブは使わず、打者は手でゴムボールを打つの が特徴の5人制スポーツです。 千葉市でも2023年から小学生向けの体験会を行っていて、この日は千葉市立院内小学校5年の児童約80人が参加しました。 Baseball5の普及活動に取り組む団体は、狙いについて次のように話しています。 千葉市スポーツ協会 野ヶ峯英起 事務局次長 「近年子どもの体力低下や運動離れが懸念されているので、子どもたちが体を動かしスポーツに触れる機会として楽しさを味わってもらい、スポーツを大好きになってもらえればと思い主催した」 スポーツ庁による体力テストの結果を、1993年とで比較すると、50メートル走やボール投げの数値が10歳の男女ともに低下しています。 趣味の多様化などに伴うスポーツ離れが要因の一つと見られていて、「Baseball5」のように性別や年齢に関係なく楽しめるスポーツを学校の現場に取り入れようという動きが高まっています。 体験した児童たちは、攻撃の際にどこを狙ってボールを打つか、守備のときは少ない人数でいかに得点を防ぐかなど、チーム内で戦略を立てながら楽しんでいました。 体験した児童はー 「グローブやバットが無いので友達と公園などで簡単にできると思い、すごく良いスポーツだと思った」 「手軽に遊べるし、みんなで励まし合えたので良いスポーツだなと思った」 千葉市スポーツ協会 野ヶ峯英起 事務局次長 「力だけでなく頭を使いどのような戦略を立てて得点するのか、チームの中で考えながらできるところが魅力だと思う。どこでもボール1つあればでき、年齢や男女関係なく楽しめるスポーツであることも魅力」 体験会の主催者は、こうした気軽にできるスポーツが広がり、子どもたちの体力低下に歯止めがかかることを期待しています。 千葉市スポーツ協会 野ヶ峯英起 事務局次長 「子どもたちが気軽にできて広がっていき、ゆくゆくは近隣の小学校対抗など大会を開けるようになれば良いが、まずは裾野を広げてBaseball5を知ってもらい広がっていけばと思っている」
チバテレ(千葉テレビ放送)