DeNAが26年ぶりの日本一 日本S新記録5戦連続打点の桑原がMVP「引っ張っていくという気持ちでした」
SMBC日本シリーズ2024第6戦 ○ DeNA 11 - 2 ソフトバンク ● <11月3日 横浜> DeNA打線が13安打11得点と爆発。今シリーズの対戦成績を4勝2敗とし、1998年以来、26年ぶり3度目の日本シリーズ制覇を成し遂げた。試合後には最高殊勲選手賞(MVP)が発表され、日本シリーズ新記録の5試合連続打点をマークするなど全6試合で打率.444を記録した桑原将志外野手(31)が選出された。 DeNA打線は2回、5番・筒香の中越えソロで先制。その後も二死二、三塁で1番・桑原が左前2点適時打を放ち、桑原はこれで日本シリーズ新記録の5試合連続打点をマークした。3回は二死満塁で8番・森敬が押し出し四球を選び4点目。第1戦で無得点に抑え込まれたソフトバンク先発・有原を見事に攻略した。 4-2で迎えた5回はソフトバンク救援陣に襲いかかり、代打・佐野の右前打などで一死満塁とし、桑原の押し出し四球と続く梶原の中前適時打で2点を追加。その後も4番・オースティンの押し出し死球、筒香の左中間フェンス直撃の3点適時二塁打、6番・宮﨑の左中間適時二塁打で5点を加え、一挙7得点のビッグイニングとした。 先発の大貫は3回無失点の好スタート。4回に中越え2ランを浴び4回2失点で降板したものの、5回は2番手・濵口が3者凡退に抑え吠えた。6回以降は坂本、伊勢、森原が無失点リレー。大勝で26年ぶりの日本一を決めた。 MVPに輝いた桑原は、この日も「1番・中堅」でフル出場し3安打3打点の大暴れ。今シリーズの6試合で打率.444、1本塁打、9打点と打ちまくり、歓喜のお立ち台で「目の前の試合を1戦1戦、チームを引っ張っていくという気持ちでした。本当にうれしいですし、すごく光栄に思います」と声を弾ませた。 また、敢闘選手にはソフトバンクの今宮が選出され、優秀選手にはDeNAの筒香、ジャクソン、ケイの3人が選ばれた。
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