岩手県岩泉町のタクシー会社で一般ドライバーが自家用車などで乗客を有料で運ぶサービス、日本版ライドシェアの運用が始まりました。 岩泉町に本社を置く小川タクシーでは11月、岩手運輸支局から県内で初めて許可が下りたことを受け、19日から日本版ライドシェアの運用を開始しました。 日本版ライドシェアは地域交通の担い手不足に対応するため、タクシー会社の管理のもと、研修を受けた一般ドライバーが、有料で乗客を運ぶサービスです。 19日は使用する車両に専用の表示板が取り付けられました。 運用開始に向け、小川タクシーではドライバーを募集してきましたが、19日時点ではおらず、人員が確保でき次第運行を始めたいとしています。 高齢者の交通手段の確保が課題となっている岩泉町。 定期バスや予約制乗り合いタクシーの料金補助として年間およそ7000万円もの予算が組まれていて、町は持続可能な地域の足として、日本版ライドシェアに期待を寄せています。