目黒蓮、杉野遥亮、小池栄子、松岡茉優、山田涼介ら、2024フジ夏ドラマ合同会見に集結
『フジテレビドラマライブ2024・夏』と題した、フジテレビ系7月期の連続ドラマ合同会見イベントが、6月11日にフジテレビ本社にて行われた。 【写真】2024フジ夏ドラマ合同会見の様子 登壇したのは、月9ドラマ『海のはじまり』から目黒蓮、有村架純、古川琴音、月10ドラマ『マウンテンドクター』から杉野遥亮、岡崎紗絵、宮澤エマ、水10ドラマ『新宿野戦病院』から小池栄子、仲野太賀、橋本愛、木10ドラマ・木曜劇場『ギークス~警察署の変人たち~』から松岡茉優、田中みな実、滝沢カレン、金9ドラマ『ビリオン×スクール』から山田涼介、木南晴夏、水野美紀の計15名。MCは、アンタッチャブル(山崎弘也、柴田英嗣)と新美有加アナウンサーが務めた。 会場に集まった大勢の観客からの大きな歓声に包まれ、各ドラマのキャストが順番にステージに登壇。華やかな衣装をまとった総勢15名の豪華俳優陣が一挙に集結すると、MCのアンタッチャブルの2人は錚々たるメンツに驚きながら、柴田は「後ほど伺いますけど、(これだけ集まれば)それぞれ交友関係もあるんでしょうね~」、山崎も「いろんな作品で共演されたりしてるでしょうからね~」と期待を募らせる。そんな知られざる新ドラマ俳優陣の交友関係に迫るコーナーの前に、各ドラマのキャストの役どころや見どころを俳優陣自らが紹介していく時間が設けられた。 目黒が月9初主演を務める『海のはじまり』は、脚本・生方美久、演出・風間太樹、プロデュース・村瀬健の3人が『silent』(フジテレビ系)以来2年ぶりに再集結し、さまざまな形の“親子の愛”を描く完全オリジナル作品。 目黒は、演じる夏というキャラクターについて、「考えるのがゆっくりだったり、言葉にするのもゆっくりだったリ、脚本の生方さんと村瀬さんが普段の僕に思うことを脚本に落とし込んでくださっている」とコメント。本作で父親役に初挑戦することについては「役を演じていく中で、今まで感じたことのない気持ちだったりとか、こんなことを思うのかな? いろんな壁があって、それを経験できていくのがすごく楽しいです。撮り終わった後に、自分がどういう風な形になっているのかすごく楽しみです」と話し、山崎は「そういう芝居の悩みは先輩である山田君に聞いたりするの?」と質問。目黒は「もちろん、聞けるならいっぱい聞きたいんですけど、まず連絡先から……」と言うと、山崎は「お互い連絡先知らないの!?」とびっくり。山田は「お互いにこういうタイプだから交わることがないんです!(笑)」と明かし、「あとで連絡先交換しましょう」と2人の距離は少し縮まった様子。 月9ドラマの撮影現場はどのような雰囲気なのか、お互いをどのように呼び合っているのかを聞かれた有村は、「コミュニケーションはその都度図りながら撮影できているので、風通しはすごくいい」と明かした。目黒演じる夏の現在の彼女・百瀬弥生役の有村と、かつての彼女役の古川に挟まれた目黒は「この3人でそろうのはちょっと不思議な感じ」と話す。有村と過去に何度も共演している古川が「今まで5回くらい共演しているんですけど、初めて直接の共演シーンがない役」「この前たまたま撮影現場ですれ違ったけど、たぶんもう現場で会わないですよね……?」と語りかけると、山崎は「さみしい話になっちゃった!(笑)」と笑った。 目黒はドラマの見どころについて「人はいつどのように母になって、いつどのように父になるのか。そしてさまざまな親子関係がある中で、それをとても丁寧に描いている作品なので、ぜひ月曜21時『海のはじまり』をよろしくお願いします」と視聴者にメッセージを送った。 杉野が主演を務める『マウンテンドクター』は、山岳医療の現場に放り込まれた青年医師が、さまざまな思いを抱えた山岳医や患者と触れ合い、現実と向き合いながら成長していく様子を描く、長野県松本市を舞台にした山岳医療ドラマ。 山崎から「大変そうな雰囲気、体力勝負なのかな?」と聞かれた杉野は「めちゃくちゃ大変です! 昨日長野から帰ってきて、また明日長野に行くという……」と撮影の裏側を明かす。さらに医療ドラマの主演が初という杉野は「医療をベースにさらに山岳の知識も必要というのが大変です」と話した。柴田が「今までのせりふ覚えの中でも相当聞いたことない言葉が出てくる?」と聞くと、宮澤は「もう呪文です! 私のせりふの中にある呪文(医療用語)と、杉野さんの呪文が似ているのでお互い大変でした……」と明かした。 杉野と岡崎は『教場II』(2021年/フジテレビ系)で、警察学校の生徒役として共演。そして目黒とも同作で共演しており、『教場II』メンバー3人が久々に顔を合わせた。柴田からお互いのイメージを聞かれると、目黒は杉野について「すごい天然です」と話し、「『教場II』の撮影時はコロナもはやっていたので、本番ギリギリまでみんなマスクを着けてたんですけど、杉野さんはそのままマスクで出られていました」と暴露。岡崎は「そんなことあったの知らなかったです(笑)」と話すと、杉野による「俺も知らなかった!」という天然発言も。杉野が目黒の印象について「現場で話しかけたりしてみたんだけど無視されたり……」と暴露すると、目黒は「ちょっと待って下さい! 本当に緊張感ある現場だったので集中しすぎて、周りの音が入ってこなくなっちゃう瞬間とかがあって、だから本当無視じゃないです!」と慌てて訂正し、会場は笑いに包まれた。 杉野は『マウンテンドクター』の見どころについて「山での撮影、ヘリでの撮影もあったり、なかなかテレビドラマではお届けできないような迫力ある映像をお届けできるんじゃないかなと思っています。あとは僕たちが丁寧に紡いでいけたら楽しい作品をお届けできるんじゃないかなと思っていますので、月曜22時の『マウンテンドクター』をよろしくお願いします!」と語った。 小池と仲野がW主演を務める『新宿野戦病院』は、宮藤官九郎による完全オリジナル脚本で送る、新宿・歌舞伎町を舞台に“命”をテーマにした新たな“救急医療エンターテインメント”。 山崎が小池を見て「この並びの中では、バラエティー寄りな感じが……」、柴田が「撮影現場に『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』(フジテレビ系)呼ばれちゃうんじゃないの?」とイジると、小池は「真剣に頑張ってます!!」とツッコミ。本作では、『ロケット・ボーイ』(2001年)以来、実に23年ぶりに宮藤がフジテレビでオリジナル脚本を手がけ、初の医療ドラマに挑むことも注目の一つ。脚本について、小池は「めっちゃ面白いです!」、仲野も「笑いの絶えない現場!」と絶賛した。 柴田が「医療ドラマの中ではバラエティー寄り?」と聞くと、小池は「コント番組時代に培った“間”みたいなのは、宮藤さんの本では生かせると思います!」と回答。それを聞いた山崎は「だってコントだもんね?」と言うと、小池は「コントじゃねえっつうの! それ絶対だめだよ! みんな本当に真剣にやってるから!」と猛ツッコミ。仲野も「ちゃんと演じてますから!」と訂正し、会場からは大きな笑いが起きた。 凸凹コンビの小池&仲野と共に、どんな役を演じているのかを聞かれた橋本は、「私も3話以降から、また別の顔を持った人物としてのシーンもあって、そこは“宮藤さんふざけすぎなんじゃないかな?”ってぐらいなので、これから頑張らないと……」と明かした。小池はドラマの見どころについて「本当に見たことのない新感覚な医療エンターテインメントドラマになっていると思います。本当に面白いので、とにかくまず一話を見てください! 水曜22時、水曜22時は『新宿野戦病院』、よろしくお願いします!」とアピールした。 松岡が主演を務め、共演に田中と滝沢を迎えた『ギークス~警察署の変人たち~』は、頭は切れるのに人間関係に難アリな警察署勤務の“女ギーク”たちが、井戸端会議で謎を解く、“井戸端謎解きエンターテインメント”。 異色な設定のドラマとなっている本作。松岡は「私は鑑識課の西条という役を演じていて、産業医の吉良(田中みな実)、交通課員・基山(滝沢カレン)と、 “絶対に定時の17時に帰りたい”という3人で、それをアピールするんじゃなくて、定時に帰るように仕事を終わらせられる、そのためならむしろ仕事をやり過ぎちゃう、できる方たちです」と説明。田中が「そんな3人が、ひょんなことから事件を解決してしまうんですよね?」と補足すると、松岡は「私たちは居酒屋さんで井戸端会議をして、刑事課の方がそんな私たちの話を聞いていて、事件解決をアシストしちゃう」と話した。 本作の撮影現場の雰囲気について田中は「私たち3月半ばから撮影に入っておりまして、今すごく出来上がっている状態で、いいチームワークをお見せできるんじゃないかと思ってます!」と明かすと、松岡は「もう私たちはマブダチですね! 何度も一緒に遊びに行ってね!」と仲の良さをアピール。山崎は「(滝沢)カレンちゃんがたまに何を言ってるのかな? って時もないですか?」と聞くと、松岡は滝沢の天然エピソードを暴露。松岡は「とあるシーンで私がお芝居が終わって出て行ったら“本当にお芝居上手だね! 女優さんってすごいね!”って言ってくれて、こんなこと直球で言ってくれるなんて!」と話した。滝沢は「自分が画面の外にいるって思っちゃうぐらい演技がすごすぎるんですよ。作品を目の前で見させていただいていると思ってしまうくらい“松岡様”も“田中様”も感動するんです」と松岡と田中の演技を絶賛。一方、松岡は滝沢の芝居について「カレンちゃんのお芝居の悩みに、私が経験則でこういうパターンがあるかもとか言わせてもらうと、もうすぐにギュン! とアクセルを踏んで思いっきりお芝居をしていて、もう多分次のクールは彼女が主演をしてると思います!」と太鼓判を押した。 松岡は見どころについて「木曜22時は『ギークス~警察署の変人たち~』です! 私たちが井戸端会議をしながら、チームワークでいつの間にか謎解きが行われているという、ゆるゆるとだらっとご飯でも食べながら見てほしいなと思う、“謎解き井戸端エンターテインメント”です。私たちは定時の17時に帰りたいので、こういうポーズをはやらせようと思っています(手で時計の針の17時を表すポーズ)」と語った。 主演の山田が10年ぶりの学園ドラマ出演で初の教師役を務める『ビリオン×スクール』は、現代の常識をぶち壊す“痛快学園エンターテインメント”。 山田は本作の役どころについて「表の顔は落ちこぼれの底辺クラスと言われている3年0組の先生をしていて、裏の顔は日本一の企業のスーパーCEO。一般常識で考えられないような、規格外のやり方で学校に起こる問題や生徒の問題を解決していくという役どころです」とコメント。木南が演じるのは、山田演じる加賀美の秘書兼ボディーガードの芹沢一花。山田演じる加賀美について木南は「頭がいいんですけど、空気が読めなくてツッコミどころ満載。だから基本的には私がズバズバと突っ込む役です」と説明した。山田と山崎はバラエティー番組で親交があり、『スクール革命!』(日本テレビ系)で生徒役として長年の間共演している。そんな山田が“先生役”ということで、山崎は興味津々。山崎は「山田君のことは15歳のころから知っているので、私的にも本当に感慨深い」と明かした。 水野は加賀美が赴任する学校の校長で、加賀美をクビにさせたがっている謎多き人物という役どころ。山田が演じる加賀美のような先生がいたら? というトークになると、水野は「本当に実際に先生として来られたら、フェロモンが強すぎて(笑)。女子生徒からしたら授業に集中できなくなってしまうかもしれないので、クビにしたいと思います(笑)」と話し、会場からは大きな笑いが起きた。 山田はドラマの見どころについて「今まで見てきた学園ドラマとは一味も二味も違う新感覚学園コメディーになっています。生徒役にもこれから期待の若手のキャスト、先生方も個性豊かなキャストのみなさまが集まってみんなで一生懸命作っていますので、休日の前の日、金曜21時『ビリオン×スクール』お楽しみください!」と語った。 各ドラマの全貌が見えてきたところで、続いては役柄の相関図ではなく15名の俳優陣の知られざる関係性が書かれた「大相関図」がステージに登場。MCの柴田はスタッフが制作したこの相関図が正しいのか、不安をのぞかせながら見ていくと、ドラマの垣根を越えて、俳優陣それぞれの意外な共通点を発見。 目黒と小池は「サッカー好き」という共通点、山田と古川には「猫好き」という共通点が書かれていたが、小池は「(サッカー好きは)“ドーハの悲劇(1993年)”のころの話だと思います。今は申し訳ないんですけど。全然詳しくなくて……」と話し、目黒は「僕その頃まだ生まれてないです……」と共通点にならず。 “猫好き”と書かれた山田に関しては「僕は犬が好き」と話す始末。先が思いやられる相関図だが、仲野と滝沢は、実は学校の同級生ということが判明。山崎が「当時から仲良くしゃべってたの?」と聞くと滝沢は「太賀さんは友達と友達をあわせてくれた橋渡しのような存在でした」と明かし、山崎は「なんで太賀くんと友達になんないのよ(笑)橋をかけただけ?」とツッコミ。そんな滝沢と仲野が通っていた高校で後輩として入ってきたのが松岡ということで、高校時代からの旧知の3人がそろったことで山崎は「昔から知っているからこそ、“結婚おめでとう”っていう感じだね!」と先日結婚を発表した松岡にお祝いの言葉を述べ、会場から大きな拍手が送られた。 そんな中、この相関図で誰とも相関関係のない人物が。その人物は杉野で、山崎が「杉野くん、どことも交わっていないんですけど、この中にお友達はいらっしゃらない?」と聞くと、杉野は「共演されてる方は結構いるんですけど、何かくくり方なかったですかね……?」とぼそり。柴田が「杉野くん的に仲良くなりたい人はいる?」と聞くと、「小池さんとか魅力的な方だなと思ったり、山田さんとかも結構ポンコツな感じ(笑)」と発言。これに山田が「おいおいどうした!? 共演2回目だよね?」とツッコミ。小池は「私は杉野くんと一緒に共演している(宮澤)エマとしょっちゅう一緒にいるんですよ。一緒にご飯行くってのはアリだなって。エマとご飯を食べてるときに杉野くんおいでよっていうのはどう?」と聞くと、杉野は「あんまり僕外出るの好きじゃなくて……」とまさかの発言に会場から大きな笑いが起こった。 俳優陣の知られざる素顔も明らかとなったところで、フジテレビ初の試みとなった「連ドラ合同会見イベント」は大盛り上がりのなか、幕を閉じた。なお、このイベントの模様は、6月29日10時25分からフジテレビ(※関東ローカル)で放送される予定だ。
リアルサウンド編集部