“越冬”クマが北上市にも出没 付近には住宅や県立病院 約6.5km離れた小学校に侵入と同個体か 岩手
岩手めんこいテレビ
12月20日朝、岩手県北上市の国道4号線の近くでクマが目撃されました。 現場は19日クマが出没した花巻市の小学校から6キロ余りの場所で、警察は同じ個体とみて警戒にあたっています。 福永一茂アナウンサー 「クマが目撃された現場です。クマは農地を西に進み、その後南の方に向かったということです」 20日午前7時ごろ北上市村崎野で成獣のクマが畑を走っているのを付近の住民が目撃し警察に通報しま、した。 現場は国道4号線から西に30mほどの場所で付近には住宅や県立中部病院があります。 北上市と隣の花巻市では今週クマの目撃が相次いでいます。 20日朝目撃された場所から約6.5キロ北に位置する花巻小学校では、19日午前7時すぎ校舎内に出没、クマはガラスを破って外に出たとみられています。 その4時間後、2つの市の境界付近に位置する県農業研究センターの防犯カメラに市道を歩くクマの姿が映っていました。 成獣とみられるクマが南の方向に向かっているのが確認できます。 花巻市には19日に付近での目撃情報が複数寄せられていて、警察はそれらが同じクマであるとみています。 目撃された場所に近い北上市立飯豊小学校では20日、集団で下校するよう児童に呼びかけました。 警察や市は付近の住民に注意を呼びかけています。 野生動物の生態に詳しい森林総合研究所の大西尚樹さんは、「クマは目撃された場所の近くでえさ場を見つけたため、冬眠せずにえさを探しているのでないか。(余裕あれば)木になったままの柿などは片付けてほしい」と話しています。
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