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スポーツ選手や人気キャラクターのかかしが並ぶ会場＝中田中央公園

人気スポーツ選手などのかかしを見て楽しむ来場者

趣向を凝らしたかかしをじっくりと眺める来場者

郷土民謡「かかし音頭」を踊る住民ら

郷土民謡「かかし音頭」の町流しに参加する中田小学校４年生

　富山県高岡市中田地区の名物行事「第４１回中田かかし祭」が２１日、中田コミュニティセンターと中田中央公園で始まった。世界で活躍するスポーツ選手や人気キャラクターなど時代を映す約１００体を展示。あいにくの雨となったが、多くの家族連れらでにぎわった。２２日まで。 　パリ五輪に出場したバスケットボール男子の八村塁（富山市出身）と馬場雄大（同）、スケートボード女子ストリートの中山（同）や、新１万円札の肖像画になった実業家の渋沢栄一、「ポケットモンスター」のキャラクターなどのかかしがずらりと並んだ。 　初めて訪れたという富山市古沢の会社員、大表徹さん（６０）は、メジャー史上初の「５０本塁打、５０盗塁」を達成した米大リーグ、ドジャースの大谷翔平と妻真美子さんのかかしなどに見入った。「時代を捉え、工夫が凝らされている。予想以上の出来で良かった」と笑顔で話した。 　特設ステージで、地元の保育園児がよさこいを踊ったほか、中田小学校の４年生や住民、民謡団体「華の会」のメンバーが郷土民謡「かかし音頭」の町流しを披露し、盛り上げた。

　２２日は、かかしコンクールの表彰式や中田中学校のブラスバンド演奏、ダンスステージを予定している。中田かかし祭は地域の活性化につなげようと１９８３年から実施。かかしは地元住民らが制作した。自治会などでつくる実行委員会主催、北日本新聞社共催。