佐賀県太良町や広島県観光連盟が台湾で観光大使募集 魅力発信へ
(台北中央社)台湾から観光客を呼び込もうと、佐賀県太良町や広島県観光連盟は4日までに、台湾の人々を対象に観光大使の募集をそれぞれ開始した。当選者を無料で現地に招待し、現地の魅力をSNS(交流サイト)などで発信してもらうことで、台湾からの観光客の誘致を図る。 太良町は「台湾アンバサダー」を募集。台湾で用いられる中国語繁体字で台湾向けに情報を発信できる人を対象に参加者を募り、来年3月に実施する3泊4日のツアーに4人を招待する。参加者には旅行中にブログやフェイスブック、インスタグラム、ユーチューブなどで10本以上の文章を投稿することが求められる。参加希望者はアンケートに回答すれば応募できる。締め切りは来年1月1日。 太良町の永淵孝幸町長は先月27日から30日まで台湾を訪れ、同町の名所やグルメを自ら紹介するなどして観光誘致を行った。 広島県観光連盟は「広島特派員」を募集し、選ばれた人には往復航空券や3泊分の広島宿泊券、任命状、特製名刺を提供する。主催者は参加希望者が応募時に記入・提供した広島旅行でやりたいことのリストや過去の旅行中の写真を基に5人の候補者を選び、公式フェイスブックで投票を実施。最終的に2人の特派員を選出する。特派員には旅行中にフェイスブックで投稿を毎日1本以上することや、3カ月連続で投稿を1本ずつすることが求められる。任期は1年。今月24日まで応募を受け付ける。 日本の自治体では大分県別府市と熊本県阿蘇市、宮崎県高千穂町も先日、富裕層の訪日外国人観光客に3市町を周遊してもらうためのラグジュアリーツアー造成に向けた、モデルツアーの参加者を台湾で募集。先月末に台湾から3人を招き、ツアーを実施した。 (余暁涵/編集:名切千絵)